不妊治療にかかるお金は、医療費控除の対象となる。この場合、それにかかる検査や薬の費用も認められることになっている。そして、その延長で人工授精や体外受精を行うことになった場合も同様だ。医療費控除の対象となることが認められている。
マザー・テレサは言った。
『富める国で中絶を合法化するところがあれば、その国は間違いなく、世界中で最も貧困な国です。』
この世には、子供を産みたくても産めない人がいるのだ。その人ら、またあるいは、生きたくても生きれなかった命のことを考えただけでも、中絶をするという選択肢は『無い』ものだと考えたい。
もちろん、自分の子供が先天性の重度な病を患っていたり、奇形児として生まれた場合は、両親としては悩むことがあるだろう。これから先の人生で、親子共にたくさん苦労をすることになる。それについて悩まない人間などいない。だから悩むことはいいのだ。
だが、病を患った子を持ち、彼らを育てることを決意した親たちは、口を揃えてこう言う。
『何があっても、自分の子を、愛してあげてください。』
人間が新しい生命を生み、それを育む。もっと言えば別に人間だけではなく、全ての生命がその対象なのだが、それらを援助する動きが人間にあるということは、一つの小さな救いの光かもしれない。