福利厚生費で映画やコンサートのチケット代を落とせるだろうか。
答えは、Yesである。
福利厚生費で落とせるのは、ライブ、映画代、コンサートチケット、観劇代だけではなく、サッカー、フィギュアスケート、ラグビー、野球の試合等、全てが可能だ。いや、というよりもむしろ、福利厚生の王道が、本来、観劇やスポーツ観戦なのである。
それを知らない固い人間が、『いや、駄目だよ』などと言うことがあるが、もう、このような人間は、それを言うことで自分の身に何らかのメリットがあるか、あるいはデメリットを被りたくないかということで、どちらにせよ何の信憑性もない。本来の目的がそうなのに、
『いや、でもそれは仕事には関係ないでしょ』
とか、
『あまり映画とかを経費とする会社はないけどねえ』
という、全く的を射ない返答をし、論点をすり替え、批判的に語る人間を見かけることがあるが、彼ら、彼女らは一体自分が何様なのか、何をそう頑なに守っているのかということを一度自問した方がいい。保守的な会計士や税理士のあるあるである。
大企業などでは、観戦チケットを社員に配ることは普通によくあることなのだ。官庁などでも観戦チケットをあっせんしたり無料で配ったりしている。というか、別に大企業とか官庁というキーワードではなく、
福利厚生の王道が、本来、観劇やスポーツ観戦
というキーワードが出ている時点で、もうそこが核なのである。
ただし、注意するべきなのは、『回数』だ。『年に数回』というのなら全く問題はないが、『毎日ある』というのは、いささか一線を越えてしまっている。それから他の福利厚生費の考え方と同じく、『社員全員が受けられることが前提となっている』ことも条件だ。これさえ押さえれば、ライブ・映画代・コンサートチケットの料金は福利厚生費で落とせるのである。当たり前だ。そもそもそれが、福利厚生の王道なのだから。