取材費等で例えば小説の為に旅行や何かに経費を使ったとする。だが、その本が全く売らなかったとする。その場合、『そんな売れるかどうかもわからない本の為に使った経費なんて認められない』となるのだろうか。
答えは、
それが全く売れなかったとしても経費計上できる。
作品が駄作だから認められない、ということにはならないからだという。だとしたら、Webサイトにおけるアクセス数等にも同じことが言えるわけで、サイト制作をして、そのコンテンツ用に様々な取材のために買った本や、写真を取る為に行った旅費交通費や入園料も『取材費』として計上できるわけである。そのサイトがまったくアクセスを集められなくても。
ライターの経費
あらゆるジャンルに幅広くライターとして手を染めていれば、当然その参考書となる専門書は経費となる(取材費、新聞図書費)。また、旅行もスポーツも風俗も、書物だけでなく、『取材』の一環としての範囲内に収まるものもシナリオ次第だ。
ただし、ポイントは『(媒体等に)反映されていたら』ということ。風俗に行って、風俗に関する話が小説に出てこない小説家の風俗代は、経費として認められない可能性がある。
乱暴な言い方をすると、従って、写真を撮ったり記事をこまめに書いておく、あるいは本を買うことは、『自分がそのジャンルの専門家であり、常に取材している』ということを知らしめる機会である。そのマメな計上を怠らないことで、海外に行こうが、風俗に行こうが、それを経費計上できる。