トレードスタイルの5つのタイプ
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- 1)スキャルピング
- (数秒~数分)スキャルピングとは、数秒~数分の短時間に数pipsの利益の獲得を目指す手法。少ない利益を目指すため、スプレッドの狭い米ドル/円や、ユーロ/円、米ドル/ユーロ、値動きが大きいポンド/円の通貨ペアでトレードする人が多い。
メリット
1回のトレード時間が短いため、トレードで得た利益を再投資して、加速度的に資金を増やすことが可能。一攫千金を狙うことが出来る。
デメリット
利益確定や損切りのタイミングが難しいので、大損の可能性が高く、依存症になる可能性も高い。
マメ知識
北米先住民が、敵の頭皮(Scalp)をはぎ取る習慣があったことから、薄い利ザヤを稼ごうとするこの手法が、スキャルピングと呼ばれるようになった。
- 2)デイトレード (数分~1日)
1日のうちに取引を手仕舞うスタイル。
- 3)スイングトレード (数日)
相場の波をとらえて為替差益を狙う方法で、一般に取引期間は2日から数週間
- 4)ポジショントレード (数週間)
- 5)長期投資 (数か月~数年)
一般に取引期間が1か月以上で、その間ずっとポジションを持ち続ける。FXではスワップ収入を目的にこれを行う人が多いローリスク、ローリターンを狙えるスキャルピングでは損切りのタイミングが非常に重要。大きな損失を被ることを避けられるかどうかがカギです。2008年9月リーマンショックが起こるまでは、長い時間ポジションを保有するトレードも有力な方法の一つでした。しかし、その事件以降、世界経済は減速、欧米などの主要国は軒並み政策金利を引き下げました。それまでは、デフレで金利が低かった日本以外の国は、金利が高く、円安トレンドでした。金利差が大きかった為、それを活かしてスワップポイントを得るインカムゲイン狙いの投資方法が効果的だったわけです。しかし、リーマンショックを境に、日本円と他通貨との金利差が縮小し、円安トレンドが円高トレンドに転換したため、この手法は通用しなくなりました。