FXで利益を上げるためには、売るべきタイミングで売り、買うべきタイミングで買う。たったそれだけ。ただ、それがわかれば皆苦労しません。しかし、様々なテクニカルチャートを駆使すれば、その判断がしやすくなるのです。
Contents
基本知識
3つの順張りテクニカルチャート
- 1)移動平均線
- 2)一目均衡表
- 3)MACD
6つの逆張りテクニカルチャート
- 1)移動平均かい離率
- 2)ボリンジャーバンド
- 3)ストキャスティクス
- 4)RSI
- 5)ヒストリカル
- 6)ボラティリティ
テクニカルチャートはどれも絶対的な信頼はないため、複数のテクニカルチャートを組み合わせて使うのが効果的。※例えば、MACDとスローストキャスティクス。
5つのテクニカルチャート
見やすさに長けているボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドで、上の2σ線に張り付きだしたら、買い。下の2σ線に張り付きだたら、売り。※外側の線に張り付きだしたら、トレンド発生を疑うべき。
方向性を測るのに長けているMACD
MACDの読み方は簡単で、0ラインより上でゴールデンクロスすれば『買い』。0ラインより下でデッドクロスすれば『売り』。※『角度』と『深さ』も重要
だが、傾きとサインが出る位置も大事で、傾きがゆるやかなクロスの場合は、弱いサインとして、思い切った売りも買いもしないほうが賢明。逆に、急な角度のクロスがあれば、強いサインとして、売りや買いのチャンス。また、MACDのチャートの右端にはメモリがあるが、マイナスが大きいほど値を下げた後ということなので、発動で上がりだすと、勢いよく上がることが多くある。
逆張り系で見やすさに長けているRSI
RSIで80%を超えてくれば『買われ過ぎ』となり、20%を下回れば、『売られ過ぎ』ということが一目でわかる。だが、例えば80%を超えた時、普通なら『買われすぎだ。もうそろそろ売ろう』と考えてしまうわけだが、為替はトレンドが発生するとどんどんその方向へ進む傾向があるため、そこで売ってしまうと、その後の上昇のチャンスを逃してしまうことがある。
こういったオシレーター系の指標が威力を発揮するのは、一定の範囲内で動くもみあいの相場の時。激しく上下動する相場の際は、間違ったサインを出してしまうことがある。従って、本来RSIは逆張り系の指標だが、トレンドが出た場合は、順張りとしての指標として考えればいい。80%を超えたら『買われ過ぎ』を判断するのではなく、高値圏にあるので新しいポジションを持つのは注意、程度に考えるのが良い。
ボックス相場に得意なストキャスティクス
一方向に大きく動く相場の場合には、上下に張り付いてしまい役に立たないが、ボックス相場になると値動きとサインが一致するので、『売られ過ぎ』や『買われ過ぎ』の判断がしやすい。
これらの逆張り系の指標は、トレンドの勢いに負けてしまうのが難点なので、トレンド系の指標(移動平行線、MACD等)と組み合わせて活用すると強い。ストキャスティクスが85%以上あるという場合は、高値圏にあるという考え方は濃厚。
トレンド転換がわかる一目均衡表
全てをマスターして使いこなすのは大変だが、それが出来ればかなりの実力を発揮する。また、線の中の1つ『基準線』は、トレンド方向がわかるので、他の指標と違って、組み合わせる必要がない。この指標一つで、相場の動きを読むことが出来る。
- ローソク足が雲の上にあれば上昇トレンド
- ローソク足が雲の下にあれば下降トレンド
- 雲に突入するとトレンドが変わる可能性
- 雲は簡単には突破できず、中でもがくことが多い
- もがかずに簡単に突破したなら、その方向への勢いが強いということ
- 転換線が基準線を上抜いたら買い、基準線が上向いたら買い※逆のパターンは売り