FXで利益を上げるためには、売るべきタイミングで売り、買うべきタイミングで買う。たったそれだけ。ただ、それがわかれば皆苦労しません。しかし、チャートの動きを紐解けばその判断がしやすくなるのです。
Contents
- 1 シグナル(信号)を見極めよう
- 1.1 移動平均線と株価の位置で投資家の心理がわかる
- 1.2 利益確定及び損切りの『節目』となる4つのポイント
- 1.3 予想外の動きをし始めたら早めに動く
- 1.4 上昇トレンドの時、移動平行線まで下がってきたら買い
- 1.5 ローソクが足が1本だけ下にブレイクした場合
- 1.6 上昇トレンドの時、トレンドラインまで下がって来たら買い
- 1.7 安値圏で上昇してきたときはレバレッジを上げても良い
- 1.8 高値圏では利益確定をしてポジションを減らす
- 1.9 極端な陰線が続く理由
- 1.10 ボックス相場のあとで、上に窓なら買い、下に窓なら売り
- 1.11 デイトレードで確認するべきローソク足
- 1.12 スワップ狙いの人が確認するべきローソク足
- 1.13 期間の短いチャートだけをるデメリット
- 1.14 横ばいの時は相場がどう動くかわからない
- 1.15 移動平均線から上に大きくかい離したら売り、下に大きくかい離したら買い
- 1.16 ボックスの動きに合わせて、下で買い、上で売り
- 1.17 高い位置(高値圏)で大きな陰線(大陰線)が出た場合
- 1.18 値動きの激しい時間帯を狙うことがポイントとなる
- 1.19 トレンドの動きに乗った方が勝ちやすい
- 1.20 上値抵抗線と下値抵抗線を引き、それに近づけば売りや買い
シグナル(信号)を見極めよう
移動平均線と株価の位置で投資家の心理がわかる
- 移動平均線が下向きなら下降トレンド
- ローソク足が移動平均線より下にあれば弱気
移動平均線が上向きなら上昇トレンド。移動平均線が上向いていることは、最も重要な上昇トレンドのサインの一つ。移動平均線が上向いている時にローソク足が線上まで下がって来たら、典型的な押し目買いのチャンス。
ローソク足が移動平均線より上にあれば強気。為替が移動平均線の上にある時は、この通貨を買った人の多くが含み益を得ている状態。(いいぞ、もっと買おう!)という強気な状態。だが、移動平均線よりも高くなりすぎると、利食いの動きが出やすくなる。
利益確定及び損切りの『節目』となる4つのポイント
- 1)過去の高値、安値
- 2)過去にもみ合った価格帯
- 3)移動平均線
- 4)トレンドライン
気を付けるべきなのは、中長期的に見た節目水準で、投機筋が仕掛けることが多いということ。これ以上の損は避けようと、節目で損切りを入れたら、そこから反転して戻っていくことも多い。
予想外の動きをし始めたら早めに動く
買い、売りのタイミングは、様々なチャートの動きを読んで、パターンに当てはめて考えてみることが有効。同じような動きをしている時は動きは読めるはず。だが、予想外の動きをし始めたら、早めに注文を取り消したり、損切りをしたりすること。これが原則。
上昇トレンドの時、移動平行線まで下がってきたら買い
上昇トレンドに乗ることが利益を出すポイント。だが、もうすでに上がってしまっている場合、いつ買えばいいかのタイミングが分からない。そんな時の指標にするのがこれ。ローソクのヒゲではなく、胴体の部分が平行線を完全に下回ってしまえば、損切りをする決断のタイミング。だが、線から下がっても、次の日にすぐに陽線で切り返してきて、線の上を推移することもあるので注意。
ローソクが足が1本だけ下にブレイクした場合
ローソクが足が1本だけ下にブレイクすることはよくある。1本だけなら『損切り注文も同時に入れて買う』という方法もあるし、再び移動平行線の上に乗ったことを確認したら、すばやく買いを入れる必要がある。
上昇トレンドの時、トレンドラインまで下がって来たら買い
考え方は移動平行線と同じ。トレンドラインが上昇していて、かつローソク足は常にトレンドラインの上にある限り、ずっと持ち続けてOK。あるいは、トレンドラインのところまでローソク足が下がって来たら押し目買いのチャンス。
トレンドラインを完全に割り込んで下がって来たら、間違いなく売り。
為替の場合は、トレンドが変わって下降トレンドになったら、売りで儲けることもできる。『戻り売り』をすればいいから。
安値圏で上昇してきたときはレバレッジを上げても良い
安値圏まで落ちたら、後は上がるだけ。下がることもあるが、格段に落ちるということはない。従って、ダブルボトムけが確認出来たら、買いのチャンス。更に、レバレッジを上げても良い。それぐらい後は上昇するだけだからである。安値圏⇒ダブルボトムでまだ不安なら、短期の移動平行線をローソク足が上抜いたところが買い。
高値圏では利益確定をしてポジションを減らす
チャートが急速に上がってくると、多くの人が買いポジションを持っていて含み益も出ているので、皆が『いつ売ろうか、いつ売ろうか』と常に気を張っている状態。従って、いったん下がり始めると早い傾向がある。その為、常にリスクヘッジを考えながら動向を見る必要がある。
例えば、10%上がった段階でポジションを減らす。まだ上昇トレンドの途中であり、『まだ上がるかもしれない』と思いながらも、一部、利益確定をする。そして上昇し、横ばいが続き、高値圏に入ったと思ったら、再びポジションを減らす。そういう日々の微調整が大きな損を出さずに、利益を積み重ねる為の重要なカギとなる。
極端な陰線が続く理由
前日の安値が次の日の高値になってしまっているような陰線が続くのは、下げの勢いが相当強いということ。
ボックス相場のあとで、上に窓なら買い、下に窓なら売り
チャートに空く空間である窓。これが出たら、その方向へ今後大きく動くケースが少なくない。よくある。G7などで要人が為替に関する発言をしたりすると、ごく稀にこういう現象が起こる。
ボックス状態が続く心理を考えてみる。ボックス状態にあるとき、人は売りなのか、買いなのか、どうすればいいかを常に見守っている状態である。つまり、エネルギーが溜まっている状態だ。そして、そうした要人の発言がきっかけで一気に一方向に向かって爆発するのである。その際、上に窓なら買い、下に窓なら売り。また、途中参加でポジションを持つなら、自信を持って『売り』で良い。このトレンドについていくことで、大きな利益が得られる可能性が高い。
デイトレードで確認するべきローソク足
デイトレードをする人は5分足を中心に、かつ相場の全体像や大きな流れを把握する為に一段、期間の長い日足を見るべきである。
スワップ狙いの人が確認するべきローソク足
スワップ狙いの人は週足でまずトレンドを把握し、実際の売買は日足を見て行うのがいい。
期間の短いチャートだけをるデメリット
期間の短いチャートだけを見ていると、上昇、下降等の判断を早合点してしまうことがある。
横ばいの時は相場がどう動くかわからない
横ばいの時は相場がどう動くかわからないため、投資額を減らすか、休むのがいいとされている。また、外貨の買いポジションには高いスワップがつくという特典を考えて、レバレッジを下げても持ち続け、収益を上げてもいい。
移動平均線から上に大きくかい離したら売り、下に大きくかい離したら買い
為替レートは、移動平均線からかい離し過ぎると、『元に戻ろう』という力が生じ、その後、移動平均線に近づく習性がある。チャートを見て、投資家たちが『高騰し過ぎ』、『下落し過ぎ』と考えだし、利益確定による反対売買なども起こりやすくなり、中長期トレンドとは関係なく、反転する可能性がある。※ただし、時間が経てば移動平均線の方がローソク足に近づいてくる場合もあるので注意
ボックスの動きに合わせて、下で買い、上で売り
明確に一定の水準を行ったり来たりしているボックス相場では、ボックスの下限近辺まで下落すると買い、ボックスの上限近辺まで上昇すると売り、を繰り返すことで、より高い収益を得ることもできる。しかし、これ以上下がったらボックスの形が崩れる、ということき、ストップ注文を出しておくべきである。
高い位置(高値圏)で大きな陰線(大陰線)が出た場合
高い位置(高値圏)で大きな陰線(大陰線)が出た場合は、みんなが警戒しているという意味で売り。安値圏での大陽線なら、その逆で買いという判断を持つ。
値動きの激しい時間帯を狙うことがポイントとなる
値動きの激しい時間帯を狙うことが為替差益を得る際に必要なポイントとなる。
トレンドの動きに乗った方が勝ちやすい
トレンドの動きに乗った方が勝ちやすい。※上昇トレンドか下降トレンドか(順張り)
上値抵抗線と下値抵抗線を引き、それに近づけば売りや買い
上値抵抗線と下値抵抗線を引き、それに近づけば売りや買いの判断。これらの線は往々にして当たるが、外れてそれ以上上がったり下がったりした場合、それは新しい局面を見ているということになる。