株価の振幅が高値圏で起きると天井近辺。安値圏で起きると底値近辺
株式投資には、とあるテクニックがある。というか、テクニックがあるのは別に株式投資だけではない。例えば、卓球選手が猛烈なスピードでラリーをするとき、当然、そのレベルの選手なら随所に『テクニック』を挟み込み、相手の裏をかいて、ポイントを勝ち取るだろう。そのように、全ての世界にはテクニックがある。そしてそれは株式投資においても同じことだということだ。流れに身を任せるだけでは勝てない。随所に、テクニックを挟み込む必要がある。
まず押さえておくべき株価における3つの動きはこれだ。
- 上昇する
- 下降する
- 止まる
人は、『流れ』が、『流れる方向に流れ続ける』と思いこむものである。例えば、『川』だ。川を見た時、人はまず何の疑いも無く、一方向に流れていっているということを想像するだろう。それと同じように、人混みも、学校も、仕事も、人生も、皆が進むその方向が『正解』だと思って、その流れに身を任せる、という人間心理の王道パターンがあるわけである。
だが、本当にその流れは正解なのだろうか。いや、例えばこの株式投資の世界においては、上昇の流れにあったと思った株価が、いきなり急降下する。実に、相場はこのパターンの繰り返しなのである。
そんな中、株式投資のテクニックとは、攻防の分岐点、言い換えれば上げ下げの急所に現れるある種のサインの見極めから始まる。たとえば天井、これは誰も予想できない。だが相場では『波高きは天井の兆しアリ』だ。天井近辺や底値近辺では株価の振幅が非常に大きくなり、急激に上がったり下がったりするのである。それが、
- 高値圏で起きると天井近辺
- 安値圏で起きると底値近辺
であると判断出来るのだ。