株で儲けるためにはアマチュア思考を止めろ
株式投資の素人が投資で儲ける為に、何の努力も必要ないだろうか。何の努力も下準備もせずに、いきなりぶっつけ本番で挑戦し、それで思い通りの結果が出るだろうか。株式投資の世界はそういう考え方でいいだろうか。そうやって一つずつ考えていくと、見えて来るものがある。当然、何の積み重ねもなしに投資に挑戦するのは、自殺行為である。
まず、株式投資に必要な、最低限のトレーニングをしておく必要がある。様々な世界でもプロとアマチュアには実力の差があるように、株式投資の世界でもプロ級と初心者とでは投資の結果が大きく違ってくる。それは考えてみたら当たり前のことだが、この『考える』のが面倒な人間が多い。そこは一つ、『考えたい』。何しろそれは、この地球において、人間だけが成し遂げることが出来る、最高の武器だからだ。
確かに、投資のトレーニングや勉強しても、短期間ではその差がつくものではない。だが例えば、『数年間一定の金額をどれくらい増やせるか』という競争をプロとアマチュアがしたら、プロの方が勝率は高いという結果になるだろう。それは、プロがそれを『仕事にしている』からだ。例えばプロ野球選手の場合は、それで勝たなければ生計が成り立たない。
株でもプロは、同じ考え方だ。どれだけ自分の命を投資にすり減らすことが出来るか。その覚悟と気概がなければ、9割が負けると言われる株式投資の世界において、勝ち続けることはできない。
自分の命を投資にすり減ら覚悟があるなら、努力、努力、努力だ。プロならそれが出来るし、アマチュアならそれが出来ない。なぜならアマチュアは『覚悟がない』からアマチュアを自称しているのだ。プロは毎日毎日血のにじむ努力をしている。ということはその中で当然失敗も多くしている。株の世界でも同じ考え方だ。プロ級の腕前を持つ投資家になるために欠かせないのは練習を重ねること。野球だろうがテニスだろうが、プロの世界ではそれは当たり前のことだ。
世界有数の投資家、ジム・ロジャーズは言った。
『数字や資料を読み、その会社や国のことについて徹底的に調べる。それが面倒なら投資なんてしない方がいい。』
本気ならそれが出来るはずだ。出来ないなら当然、勝つことを夢見てはならない。