自己破産をする前に元の生活に戻れる方法はないの?
あります。例えば、
- まず任意整理をして借金を減らす
- 生活レベルを下げてみよう
- 家計簿をつけて無駄な出費を抑えるようにする
という点について検討してみましょう。
借金の返済に困ったら自己破産をする選択肢があるけど、それは最後の選択肢だからね!それをやる前にまだまだ考えることがあるよ!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
Contents
自己破産で家族に与える影響とは?
自己破産というのは、借金をなくすための最終手段として行われることが多いです。独身で結婚もしておらず、奥さんや子供がいないという人は、自己破産による影響が周りに影響してしまう可能性は低くなります。
しかし、独身の方で家族が保証人になっていたりすると、一緒に住んでいる家を売却しなくてはならないなどの可能性も出てきます。既婚者の場合は、奥さんや子供など家族に与える影響が出てしまいます。
大半の人が住んでいるアパートやマンション、一軒家などの名義が旦那さんの名前になっていることが多いと思われます。そこで自己破産をしてしまうと、住んでいる家からもっと家賃が安いところに引っ越さなくてはならなくなったり、マンションや一軒家などを売却しなくてはならなくなります。
住んでいる場所を引っ越す必要が出てくると、子供は学校を転校しなくてはならなくなり、奥さんとの共働きの場合には職場の変更なども必要になるでしょう。また、場合によっては自己破産をする時は会社に知られてしまうことになりますので、会社に居づらくなり仕事を辞めざるを得ない可能性もあります。
ただし、自己破産をすることで自分の名前が新聞に載ったり、給料の差し押さえにあったり、年金や生活保護などに影響が出ることはありません。
仮に自己破産をしたとしても、引っ越しや旅行に制限がかかることはありません。周囲にこのような影響を与えないようにするためには、自己破産をする前に生活を見直すようにし、普通の生活に戻れるようになることが一番でしょう。
そこで、普通の生活に戻れるためにはどうすれば良いのでしょうか?
自己破産をしても直接影響があるのは本人だけだよ!だけど、家族がいる場合は結局『間接的に』影響をかけることになるね!車や家を売るんだから!
ぴよぴよ(たしかに)!
自己破産をしたくないなら、まず任意整理をして借金を減らす
債務整理には、
- 任意整理
- 民事再生(個人再生)
- 特定調停
- 過払い金請求
- 自己破産
がありますが、そのうちの任意整理というのは、借金に対する心配や返済額を減らすために取られる方法です。
任意整理は裁判所を通さなくても、お金を借りている側とお金を貸している側が和解することで、毎月返済していく額を減らすことができます。仲介役として弁護士に間に入ってもらい、お互いの話を聞いた上で毎月の返済していく金額を決めていきます。
任意整理を行うことができれば、家を手放したり引っ越しをしなくても済むようになり、家族に与える影響を最小限に抑えることができるようになります。さらには利息分の支払いを減らすことができたり、最終的には利息が免除になるということも考えられます。
しかし、当然弁護士の方に仲介役をしてもらうということから弁護士費用は掛かってしまいますが、借金の額はかなり減りますので、その費用を出すことも可能になるでしょう。さらに弁護士費用は分割で支払うこともできますので、一括で大きな金額を支払わなくても済むような仕組みになっています。
任意整理は自己破産とは違い、ブラックリストに載ってしまう期間が短くなります。任意整理の場合は完全な破産者になるわけではありませんので、5年間だけリストに載ってしまうこととなります。ですので、携帯やスマホなどの利用に影響が出ないというところにもメリットを感じられます。
また、家や車を差し押さえられてしまうこともありませんので、自己破産とは違いメリットをたくさん得られるでしょう。
厳密にいうと、 『自動車ローン、住宅ローンを対象から外せば』だね!そうすればそれらを引き揚げられることなく整理できるってことだね!
ぴよぴよ(なるへそ)!
自己破産をする前に生活レベルを下げてみよう
家庭によって、生活するレベルには違いがあります。収入や出費によって生活するレベルが違ったり、月によって収入が低い時や多い時がありますので、生活レベルは最も収入が低い時に合わせた方が良いでしょう。
そうすることによって、収入が多い時は多少でも贅沢をしたり、借金を多く返済できるようになります。収入が多い時に贅沢ができるようになると、返済をしている苦労を感じることが少なくなり、年に数回は食事やレジャーなどの贅沢を味わうこともできます。
普段から節約することができれば自己破産をしなくても済むようになり、任意整理をするだけで十分に普通の生活に戻れるようになるのではないかと考えられます。
『ラチェット効果』とは、生活水準を忘れられない心理効果のことを言うよ!一度上がった生活水準を下げるのは苦痛なんだ!そのラチェット効果に支配されないようにしよう!
ぴよぴよ(なるへそ)!
家計簿をつけて無駄な出費を抑えるようにする
専業主婦の方は家計簿をつけるという人が多いですが、一人暮らしの女性や男性の場合は、家計簿をつけるという習慣がないという人が多いです。
家計簿というのは、日常生活で使ったお金を見えるように金額で書き記すことで、無駄や出費にかかったお金を把握できるようになります。事細かく家計簿をつけるようになれば、食費で使ったものでもお酒にどのくらい使ったかということも分かります。お酒だけでなく、インターネットで購入した物や、ギャンブルにどのくらい使ったかということも分かるようになるでしょう。
そのため、毎月どのくらい無駄な物にお金が消えているかを確認することができるようになり、現状の無駄な出費を抑えられるようになるのです。財布の中のお金というのは何にいくら使ったかということが分かりづらく、気づいたらお金が少なくなっていた、と感じる人が多いです。
しかし、きちんとお金の流れを把握できるようになると管理能力がつき、お金を無駄に使用することがなくなっていくのではないかと考えられます。
案外とこの項目を舐めないほうがいいよ!こうして自分の入支出を再考することは、実は最も重要なことかもしれないんだ!記事を参考にしよう!
ぴよぴよ(うーむ)!
これらの方法で自己破産をしなくても済んだという人もいる
ギャンブルや買い物依存などに陥ってしまうのは、個人個人のストレスやショックな出来事が原因で引き起こしてしまうことが多いようです。
しかし、実際にギャンブル依存症や買い物依存症であったとしても、任意整理や家計簿をつけるようにしたことで、元の生活に戻れるようになったという人もいます。
これまでは、ギャンブルや買い物にどのくらいのお金を使っていたか分からなかったのですが、家計簿をきちんとつけるようになったことで、ギャンブルや買い物に多額のお金を使っていたということが理解できるようになり、自分欲望を抑えられるようになったという人もいるのです。
さらに、任意整理で弁護士の方に相談をしたことがきっかけになり、依存症を止められるようになったという人もいるようです。依存症はすぐに感知するものではないのですが、自分で依存症だと気づき、自分で欲望をセーブできるようになることで、依存症自体を治していくことができます。
この場合は自己破産をしなくても任意整理によって人生を立て直すことができますので、10年という長い歳月をかけずに元の生活に戻れるようになるでしょう。依存症は簡単に治る病気ではないのですが、確実に治療をしていくことで治すことができます。
自己破産をしてしまうと、10年かかってようやく元の生活を取り戻すことができますが、任意整理では自己破産の半分の期間で元の生活に戻れます。借金の返済をすることが難しいからとすぐに自己破産をするのではなく、周りの家族に対する影響などを考慮して、任意整理などで借金を減らした方が良いのではないかと考えられます。
自己破産以外にも選択肢があるから、自己破産は最後の選択肢だと思っていた方がいいね!原則自己破産は、一生に一度だけのものという考え方をするのが正解だよ!
ぴよぴよ(究極の選択肢っす)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!