自己破産と生活保護はどちらがおすすめ?
ケースバイケースです。自己破産をすると財産を失いますが借金を帳消しにできます。また、生活保護は借金があると受けられません。状況によってこれらの制度を使いこなすのが賢明です。
自己破産と生活保護は全く違うものだからね!おすすめっていうよりは、その人にはどちらが適しているか、っていうことを考えることになるね!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
Contents
生活保護のお金で借金を返済することはできない
自己破産を行っても、生活保護は受けられるし、生活保護を受けていても自己破産はできます。もう一度まとめましょう。
- 自己破産を行っても生活保護を受けられる
- 生活保護を受けていても自己破産はできる
これで完全に理解出来ました。
しかし、
生活保護は、大勢の生活に困っている人のためにある制度ですので、一人に割り振られるお金はなるべく少ない方がいいわけです。
それなのに、やれ借金だなんだという理由で、一人で100万、1,000万も生活保護のお金を使ってしまったらどうなるでしょうか。そこに公平性はなく、あるのは一人の人間の越権行為です。特権の乱用ですね。生活保護を受けられる、という権利を乱用しているということになります。
そもそも、『生活保護を受ける人がいない』中で、自分はそれを受けるわけです。その時点で既に特権を行使しているので、それ以上の要求をするということは、これは常識的な観点から考えても、社会人として逸脱しています。社会人として逸脱していると、当然、『社会から相手にされない』ということで、誰も応援してくれなくなってしまいます。生活保護も受けられなくなってしまうでしょう。
生活保護を受けていても自己破産が出来るんだね!だけど、生活保護のお金で借金を返済することはできないんだ!だってそれをしたら、国がその人の借金を肩代わりするようなものだからね!しかも金融会社にお金が流れる!
ぴよぴよ(それはたしかに何かちょっと違う気がするっすね)!
大きめの収入を得ても借金を負っていても駄目
また、生活保護が打ち切りになるのは、『もうこの人には生活の保護をする必要はない』と判断されたときですから、その人が大きめの収入を得たり、定期的な収入を得ることが出来たら、その時も生活保護は受けられなくなります。当たり前ですが。
従って、現在借金を返済している状態では、生活保護を受給することができないということです。お金を借りている状態で、
これは借金の返済に充てず、自分の生活費に使うんです。
と言っても、それを信用することはできませんからね。つまり、自己破産以外の債務整理、
などの手続きをしている場合もダメです。これらの債務整理は、自己破産と違って『借金の返済方法を最適化する手続き』ですから、『借金をゼロにする手続き』ではありません。したがって、自己破産以外の債務整理をしているということは、引き続き借金を支払っていく、ということになるので、生活保護を受けることはできないということですね。
借金を負っている状態で生活保護は受けられないから、自己破産以外の債務整理だと借金がその後に残るからダメだってことだね!自己破産と生活保護の相性がいいってことだ!
ぴよぴよ(自己破産なら借金がなくなるわけっすもんね)!
自己破産をして借金をゼロにして、また生活保護を受けて再スタートをする
従って、その生活保護の相談の中で、
自己破産をした方がいいかもしれません。
と言われることがあります。借金があってお金がないから生活保護を受けようと思った。しかし、借金があるため断られた。生活保護のお金で借金を返済したかったが、それが出来なかった。しかし、それでも借金を返済しなければならない。だけどお金がない。
ということで、『
』という方法を勧められるわけですね。冒頭にも書いた様に、『自己破産を行っても生活保護を受けられる』わけですから、そうした方がスムーズにいく場合があるということです。
また、もし生活保護を受けていない状態であれば、
という事実があるようです。
生活保護を受けることは恥ずかしいと思うかもしれませんが、自分だけではないので安心してください。多くの人が自己破産で借金問題を解決した後、すぐに生活保護の申請をして生活保護を受けています。簡単にまとめると、もし借金がある人の場合、
- 生活保護を受けると自己破産を勧められる
- 自己破産をすると生活保護を勧められる
という風に考えれば話は早いですね。もちろん、自己破産をするほどの借金がある人の場合だけですが。
生活保護を受けると自己破産を勧められるっていうけど、借金がある状態だと生活保護を受けられないから、正確にはこういう言い方になるね!
ぴよぴよ(どういう言い方っすか)?
『借金を負った状態でも生活保護を受けられると思って行ったけど、借金を負っているなら生活保護を受けられないと言われ、自己破産を勧められた。自己破産をすれば生活保護を受けられるようになる』ってことだね!
法テラスを利用すれば自己破産費用をねん出できる
ちなみに、自己破産をする為には費用がかかります。
その費用がないから生活保護をうけるんだ!あるいは自己破産をするんだ!
ということになるわけですが、そういう場合は法テラスを利用することができます。法テラスの民事法律扶助は、生活保護を受給している人でも利用出来るので、詳しくは窓口等で聞いてください。すぐに教えてくれます。というか、もし実際にこういう流れになるなら、必ず親切に教えてくれる人がいます。
そもそも、
自己破産をした方がいいかもしれません。
と言った人がいるわけですから、その人が教えてくれるに決まっていますね。その人は、『なぜ自己破産をした方がいいのか』を知っていて、更に『この人は自己破産が出来る』ということを知っているからそう言ったわけですからね。
間違っても、この国は生活に困っている人を追い込んで奴隷のように従わせたり、死に追いやるような常識を持っていませんので、本人に反省する意志があるならば、思っている以上にバックアップしてくれる人が大勢いることを覚えておきましょう。
さて、もう一度確認しましょう。
従って、『もし自己破産をしても、免責が下りなかった支払いがあった』場合は、その人は自己破産後も借金を返済していくことになります。
そうなるとその人は借金がある状態となってしまいますので、生活保護は受けられない可能性があります。これを覚えておきましょう。
法テラスっていうのは『法で社会を明るく照らす』っていう意味らしいよ!法律がみんなの役に立てるように考えられているわけだね!でも、どこかボランティアのような雰囲気もあるから、利便性は悪いね!存在自体は便利でしかないけど!
ぴよぴよ(利用する人が多くて、混雑して、利便性が落ちるっすね)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!