自己破産をしてもNHK受信料滞納金の支払い義務は残る?
いいえ。自己破産によって支払いを免除されます。
NHK受信料滞納金の支払いについては、何かちょっと特殊だからね!そもそも払ってない人も多いし!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
NHK受信料滞納金は滞納があっても免除される
NHK受信料は、自己破産の話をして交渉すれば、滞納があってもそれを免除してくれる場合があります。また、実際に 支払いとなっています。ということは、NHKの受信料の滞納分は、
『滞納がある』
として、自己破産の手続きにおいて裁判所に報告しなければならないということになります。NHKの受信料の滞納分を、他の借金の債務と同じように、債務として債権者一覧表に記載する必要があるということですね。報告しなかった債務が帳消しになるということはないので、これは自然とそういう流れになります。
しかし、破産後もテレビがある限り支払い義務は続きますので、それまでのものが免除になっても、その後の支払いは残ります。
そもそもこの支払は、曖昧ですからね。『テレビがない』と言い張れば、テレビがあるかどうかのチェックをしに家に入ってくることはできませんから、それで受信料を支払っていない人も大勢います。
そんな『
』という状況があるからこそ、『NHK受信料未払いの件』が問題視されるわけです。払いたくない国民の意見は、
NHKなんて見てねえのに、なんで受信料を取られるんだよ。理不尽だろ。民放だけしか見てねえんだよ。そっちで金取られるんだったらまだしも、見てないNHKで取られるなんて、意味不明だよ。
ということになるわけです。
ということで、そんな曖昧な支払いであるNHK受信料というものは、別に自己破産をしなくても、交渉をするだけで免除になることがあるということですね。言い方は雑かもしれませんが、これは事実です。
NHK受診料は、曖昧な立ち位置にあるからね!払った方がいいんだか、払わなくていいんだか、よくわからないって感じだよね正直!未納が多いとかなんとか言うけど、未納になるようなシステムにしている方が悪いね!
ぴよぴよ(確かに誰もがこの形が完全体って思ってないっすね)!
納税について考えてみる
真逆の例で考えてみましょう。『曖昧ではない支払い』ですね。例えば、『納税』です。これは曖昧ではありません。確実に支払う必要があります。何しろ、国民の三大義務ですからね。
- 教育
- 勤労
- 納税
ということです。憲法でもこれを指定しています。この場合、納税は憲法の第三十条です。
憲法第三十条
国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う。
憲法というのは、他のどんな法律よりも力を持っています。これを『
』と言います。従って、この憲法で指定されている、国民の三大義務でもある納税は、支払うことが余儀なくされるわけです。NHK受信料も当然支払うべきものですが、納税と比べるとレベルが違ってきます。
税金とNHK受信料は全然違うね!だから、NHK受信料はそれと比べて、『別に支払わなくてもいいか』っていう感じになっちゃうんだよね!
ぴよぴよ(どうしても比較しちゃうっすね、逮捕されないし)!
年金について考えてみる
また同じように、『年金』の件に関しても同じことです。年金は、『将来の自分への強制的な投資』です。従って、『国のための強制的な相互扶助』と違って、その要求レベルは下がることになります。相互扶助というのは、『社会・組織の構成員同士が互いに助け合うこと』を意味します。
要するに、
皆で、我々が生活しているこの国を互いに助け合って、よりいい国に成長させよう。
ということですね。その相互扶助の考え方で納税をする義務を負っているわけですが、年金となると、これは完全に個人的な問題です。したがって、納税と比べると、その要求レベルは引き下げられますので、つまり交渉次第ではこれを支払う必要がなくなります。
例えば、『
』というものがあります。私も実際に提出したことがあります。
あるとき、収入がないときに年金の請求が来ました。3年前から計算して来ていたのですが、たしかに3年前は給料を帳簿上でもらっていましたが、その後一切給料が出ず、売り上げもあがりませんでした。その帳簿上でもらった給料も、実際には貰っていませんでした。
なぜかというと、役員というのは従業員と違って、その年の給料を一年の初めに決める必要があるのです。『これくらいの売り上げが出るから、今年はこういう給料で設定しよう』として、決めなければなりません。そうしないと、役員報酬を自由に操作して、脱税行為のようなことをしてしまう人が多いからです。
そうして設定した給料ですが、実際にはその後3年間、売り上げが上がらなかったので、1年目のそれはゼロ。そして、2年目、3年目は、給料設定もゼロにしたので、実際に収入はゼロでした。
しかし、帳簿上では3年前に私が給料をもらっている形になっています。それを勘違いした役所の人が、『給料が出ているんだから、年金を払ってもらう』ということで、請求書を送ってきたんですね。
しかし、それは全てを正直に話し、それを交渉することで、
これは大きいですね。このように、交渉次第で何とかなる支払いがあるのです。NHK受信料とて同じ事で、納税や損害賠償金なんかと比べれば、全然交渉の余地がある支払いだということが言いたいわけです。
年金もまた微妙な問題だよね!年金未納問題があるし!将来の自分の為に年金を納める必要があるから、現在の自分を苦しめるって、何か余計なお世話って感じもするしね!
ぴよぴよ(なんだか腑に落ちないっすね)!
NHK受信料の支払いが曖昧なものである以上、曖昧な結論にしかならない
もちろん、だからといって踏み倒せばいいというわけではありません。例えば、『危険ドラッグ』が『合法ドラッグ』として存在していた時代、それはついこの間までそうだったわけですが、
別にそれは合法なんだから、酒やたばこと同じだろ。マリファナが合法の国もあるんだからな。
ということで、それを嗜好品として使用することは、暗黙の了解でした。しかし、大きな殺人事件が起きたり、事故が起きたりして、
この合法という名前がいけないんだ!規制が曖昧だからいけないんだ!
として、名称を『危険ドラッグ』に変え、法的な規制も厳しくなりました。
それから、ネットでもそういうドラッグを買うことは出来なくなりました。つまり、『規制を強めたことで、曖昧さが極めてなくなってきた』ことにより、この問題が解決の方向に近づきました。
NHK受信料は、曖昧です。曖昧なものは、これからも曖昧な結論しか導き出さないでしょう。
結論としては、NHK受信料は自己破産によって支払わなくてもよくなるけど、それは『滞納分』であって、その後にテレビを視聴するなら受信料は支払続ける必要があるよ!それが嫌ならテレビを買わないことだね!
ぴよぴよ(うーむ)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!