自己破産の手続きを抑えるにはどうしたらいい?弁護士の初期費用無料(0円)は可能?
まずは、
- 管財事件にならないようにする
- 自分でやれるならやる
- 弁護士よりも司法書士に依頼する
について検討しましょう。また、初期費用無料の弁護士は存在します。
自己破産の手続き費用を抑えるためには、様々な角度から最適化することができるよ!状況にあった最適化していこう!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
自己破産でお金をかけない方法とは
お金が無くなって自己破産をしたいと思っても、自己破産にかかるお金があります。
- 予納金等
- 弁護士費用等
ですね。それらはそれぞれ、
- 管財事件=20~50万円
- 同時廃止事件=1~5万円
- 司法書士=20~30万円
- 弁護士=40~50万円
といったところが相場です。 そうなると、一番お金がかかるパターンは、
- 管財事件で弁護士に依頼する=60~100万円
ということになります。最安値は、
- 自分で手続きをして同時廃止事件となる=1~5万円
となります。その他細かい支払があると思いますが、大体はこうなりますね。ですから、もし値段のことで考えるなら、
- 管財事件にならないようにする
- 自分でやれるならやる
- 弁護士よりも司法書士に依頼する
等の考え方になります。
管財事件にならないようにする
まず、持ち家を持っている場合は管財事件になるわけですが、そうならないように、先に任意売却によって持ち家を売ってしまうという手があります。そうしなくても結局破産手続きを踏めば競売にかけられ、不動産を処分するわけです。しかも、競売よりも任意売却の方が高く売れる傾向にあることから、先に任意売却をした方がいいということは明白です。
任意売却によってお金が出来た場合は、もしかしたら自己破産しないで済むかもしれませんからね。他の債務整理で済むか、あるいは債務整理すらいらないかもしれません。それはケースバイケースですね。
破産法第28条にはこうあります。
裁判所は、破産手続開始の申立てがあった場合には、利害関係人の申立てにより又は職権で、破産手続開始の申立てにつき決定があるまでの間、債務者の財産に関し、その財産の処分禁止の仮処分その他の必要な保全処分を命ずることができる。※破産法(第二十八条)
『破産手続き開始の申し立てがあった場合には』ですからね。手続きの前に財産を処分することは認められています。何しろ、今言った様に、『財産を売れば自己破産をしないで済むかもしれない』わけですからね。もし破産手続きの前に財産を売れないのだとしたら、それは『財産なんか売らないで自己破産をしろ』と推奨しているようなものですから、そんなことはありませんよね。
ただ、その際『偏頗弁済』をしてはなりません。
偏頗弁済(へんぱべんさい)
特定の債権者にだけ返済をすること。えこひいきみたいなもの。
家を売ってお金を作り、『特定の債権者にだけ返済』することは、認められません。正確には、『自己破産が認めらない』ということになります。別にそれをしてもいいですが、偏波弁済をするとその後破産手続きをしても自己破産が認められない、ということだけ覚えておきましょう。
自分でやれるならやる
自分でやれる人はいますからね。例えば、司法書士や弁護士、行政書士等であればどうでしょうか。自分でやれちゃいますよね。その他にも、書類を集めることに慣れていたり、裁判所との交渉が上手だったりと、人にはそれぞれ個性がありますから、自分でやれる場合はやってしまった方がいいですよね。
もちろん、その様な人が自己破産をしてしまう状況に陥ったことは不思議ですが。
弁護士よりも司法書士に依頼する
司法書士に依頼すれば、10万円ほど安くなりますからね。そうすれば少しは負担を軽くできます。
しかし司法書士に依頼しても、裁判所に出向かなければならない回数が増える等、自分への負荷が大きくなります。
- 弁護士=代理人
- 司法書士=書類作成代理人
のイメージであり、
- 弁護士=代わりになってくれる
- 司法書士=サポートをしてくれる
ということで、頼もしい存在ではあっても、自分への負担は大きくなるわけですね。
それでも、『あえてそうしているのだ』という人もいますから。『今はあえて苦労をするべきだ。自己破産をするとこれくらい大変な目に遭うんだ』という戒めを得るために、あえて司法書士に依頼する人もいます。その辺は、自分の考え方次第ですね。私はその考え方が好きです。
色々な状況があるから、自分に合った最適なプランを検討してみよう!どれか当てはまるものがあれば、それに対応していけばかける費用が少なくて済むからね!
ぴよぴよ(なるへそ)!
初期費用無料の弁護士事務所を探す
しかしまあ人生いろいろ、色々な状況がありますからね。他にやるべきことがたくさんあって、複雑な状況があってとかいった理由で、どうしても弁護士に代理人となってやってもらったほうがスムーズに行くと判断される場合もあります。
そういう場合は、『
』の弁護士事務所を探してみましょう。着手金を取らないところは結構あります。
むしろ、弁護士とてプロですから、債務整理、とくに自己破産をするような人が『お金を持っているはずがない』ということは想定の範囲内。それゆえ、『着手金0円』など、様々な『入りやすい入口』を設けているわけです。
弁護士とて、仕事ですからね。自己破産の手続きをすれば、お金が入ります。普通にレストランにお客が来ないと商売が成り立たないように、お客さんがあってなんぼのものですから、きちんとお客さんが入りやすいように、工夫されているわけです。それが例えば、
- 分割払い
- 着手金0円
だったりするわけですね。ですからそれは弁護士側の『販売促進行為』ですので、疑ってかかる必要はありません。
また例えば電話の交渉の際に、
着手金を用意できないから法テラスを考えてるんですけど、着手金0円の弁護士事務所もあるって聞いて、御社に電話しました。
などと言えば、
この人は自己破産をする気だな。仕事になるぞ。でも、逃したら法テラスに行って違う弁護士事務所に流れてしまうか。では、着手金0円で話を進めれば、うちと契約する可能性が高いぞ!
ということになり、着手金0円をやっていない事務所でも、もしかしたら『取りこぼさないように』柔軟に対応をするかもしれません。
弁護士にとっても自己破産の手続きは大きな売り上げになるからね!だから入口を入りやすくしているところはたくさんあるよ!また、法テラス自体を検討してみてもいいよ!かなり素晴らしい制度だから!
ぴよぴよ(詳しくはリンクを確認するっす)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!