自己破産が得意な弁護士の選び方・見極め方とは?
自宅から近い等、安易な考え方で決めるのではなく、『自己破産に強い弁護士』を選びましょう。ただその際、『債務整理に強い弁護士。だけど、結構悪徳弁護士。』に依頼しないように注意が必要です。
弁護士といっても色々な人がいるからね!得意不得意もあるし、反社会的勢力の弁護士を務めるような人もいるから!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
Contents
自己破産手続きを弁護士に頼むことのメリット
自己破産をするときは、
- 自分でやる
- 司法書士に頼む
- 弁護士に頼む
という選択肢がありますが、やはり
ですね。自分でやるには少し手続きが複雑ですし、書類等、用意するものも多い。債権者、裁判所、様々な関係者と対等に渡り合い、少しでも優位な状況を作り出す為にも、やはり専門家である弁護士に依頼する方が心強いです。
弁護士は『代理人』として、自分の代わりに自己破産手続きに必要なことを全て請け負ってくれます。では、司法書士はどうかというと、『制限がある代わりに10万円くらい料金が安い』という特徴があります。
司法書士は、『代理人』とまでは言うことが出来ず、『書類作成代行人』のような立ち位置にいます。従って、裁判所に出頭するときなどは、弁護士のように自分の代理人となって出頭できません。司法書士に依頼する場合、破産者本人が何回も裁判所に出頭しなければならないなど、そういうデメリットがあります。弁護士に依頼しても破産者本人が出頭することにはなりますが、その回数が減るわけですね。弁護士が代わりに行ってくれます。
更に、弁護士に依頼すれば『即日面接』が利用できる場合があります。通常、自己破産申し立てから破産手続きの開始までには1~2か月程度かかるのが相場ですが、弁護士を代理人にすれば、弁護士が裁判官と自己破産申し立てをしたその日のうちに面接をすることができ、状況次第では
されることがあるのです。
そう考えると、弁護士のメリットは大きいですね。利便性も高いし、安心して任せられます。自分にかかる負担も少なくて済みますね。
弁護士の方が全てに対応してくれるから、やっぱり弁護士を依頼するのがいいね!司法書士に依頼して『それは弁護士にしかできません』なんて言われると、二度手間だしお金も無駄だしね!
ぴよぴよ(たしかに)!
司法書士の不便さをメリットだと捉える人もいる
ただし、司法書士のその不便さをメリットだと捉える人もいます。やはり、お金の問題でトラブルを起こした人間が、お金に頼って司法書士よりも高い弁護士を雇って、あまり自分は動かずに問題を解決しようとするのは、道徳的に考えて、あまり推奨されません。
そんな中、司法書士に依頼して、
ことにより、自分でことの重大性を理解し、『二度と同じことはしない』と細胞に強く意識付けさせるのです。やはり、最も重要なことは『もう二度と自己破産をしないこと』ですからね。その為に、『今は苦労をするときだ』と考える勤勉な人は、アリとキリギリスのアリのごとく、いつかその苦労が報われるかもしれません。
逆に考えると、弁護士に依頼した人がもし『金持ちのボンボン』であった場合、
へっ、たかが10万円くらいなら弁護士に頼んだ方がいいだろ!自分で行くのなんてめんどくせえからな!
という浅薄な思慮を持ち合わせている可能性もあり、そういう人はここで言うキリギリスのような目に遭うことになるかもしれません。もちろんこれは一つの例ですが。
そういう意味で司法書士に依頼する人がいるなら、それはとても誠実な人だね!誰かにすぐにその行為を認められなくても、必ず自分の人生に良い結果として返ってくるよ!間違いない!
ぴよぴよ(偉いっす)!
弁護士を依頼する際に必要な考え方
さて、ここでは
が何かを考えていきましょう。司法書士や行政書士であれば、正直あまりどこに依頼しても変わらないかもしれません。なぜなら、先ほども言った様に彼らは『書類を作成するだけ』だとか、そういった限定的なことしかできませんので、それは逆に言うと、『誰でもできる』ということになります。
もちろん、知識がない人には無理ですから、その資格を持っている人ということになりますが、しかしそういう人であれば、よほどの素人でない限り、やってくれることでしょう。ただし、弁護士となると、弁護士が負う負担が大きいですからね。負担が大きいということは、やる仕事が多いということで、それだけ責任が重くなります。
- 司法書士=仕事量が少ない=責任が軽い
- 弁護士=仕事量が多い=責任が重い
ということになります。もちろん、これはざっと考えた場合ですので、司法書士の責任が軽いとか、司法書士は無責任な仕事をするという意味ではありません。わかりやすく比較すると、ということです。
こうしてみると、やはり弁護士に依頼するときこそ、『より頼りがいのある弁護士に依頼したい』ということがわかってきますね。
では、一体どのような弁護士に依頼すれば失敗しないのでしょうか。それは、『信頼できる人』ですね。これは当然のことです。しかし、その『信頼できる人』の定義がわからない。そういう人がいるかもしれません。
過払い金返還請求が得意な弁護士に依頼しよう!費用と報酬額もチェック
弁護士は賢いし、たくさん努力もしたし、報酬も高いからね!やっぱりそういう状況にあると、人はどうしても間違った道に逸れてしまうものさ!ほとんどの弁護士は立派だろうけど、中には力に支配される人もいるよ!
ぴよぴよ(力に支配されない意志を持った人が信頼できるっす)!
理想は自己破産に強い弁護士
まず、弁護士に知り合いのいる人はどうでしょうか。その人が自分のよく知っている人であった場合、高い確率で自分の味方になってくれて、様々な知識や情報を提供してくれて、とても心強いことでしょう。
また、世間一般で名の知れた弁護士に依頼するのはどうでしょうか。これも、その知名度からいって、高い確率で良い仕事をしてくれるでしょうね。しかし、その人が仕事を受けてくれるか、あるいは報酬料が高くないか、そういうことは心配になってきます。
では、
はどうでしょうか。これは結構有力な考え方ですね。弁護士と言っても、『大型電気ショップの店員』と同じです。つまり、ビックカメラやヨドバシカメラのスタッフは、その店の商品の全ての情報を持ち合わせていません。それぞれのフロアに詳しいスタッフがいて、その人に誘導し、多様なお客さんのニーズに応えていきます。
弁護士も同じで、債務整理に強い人と、そうでない人がいます。弁護士の仕事も多岐にわたりますからね。何を得意にしているか、というそれぞれの個性があるんですね。そう考えると、自己破産をする際に依頼したい弁護士は、『債務整理に強い弁護士』。何なら、更に絞って『自己破産に強い弁護士』などがいると、よりいいかもしれません。
世間一般で名の知れた弁護士より、債務整理に強い弁護士より、自己破産に強い弁護士の方が、技術的な面では信頼性があるね!すごい物を作る巧みが頑固だからといって、いい仕事をすれば文句ないもんね!
ぴよぴよ(世間一般で名の知れた弁護士→債務整理に強い弁護士→自己破産に強い弁護士)!
債務整理に強い弁護士。だけど、結構悪徳弁護士。
債務整理には、
- 任意整理
- 民事再生(個人再生)
- 特定調停
- 過払い金請求
- 自己破産
とがあり、このうち専門家に依頼するのは、『特定調停』以外ですが、
- 任意整理・過払い請求=債権者相手に立ちまわる
- 個人再生・自己破産=裁判所相手に書類を通して立ちまわる
という特徴があり、前者には『交渉力』、後者には『調査力』が求められます。個人再生・自己破産の場合は、裁判所相手に書類を通して立ちまわるわけですが、調査力がなければ、きちんと必要な書類が何かを把握して、本人の状況を理解して、その状況にあった適切な対応を取れません。
従って、前者と後者とでもやはり
というものが出て来ることがわかります。ですからなるべくなら、『自己破産に強い弁護士』を見つけたいところですね。
ただ、注意するべきなのは、『債務整理に強い弁護士』のことばかりを考えてしまって、『債務整理に強い弁護士。だけど、結構悪徳弁護士。』という人に依頼して、お金をふんだくられる、なんていうことにならないようにすることです。
結局は、『信頼できる弁護士』に依頼するわけですが、その『信頼』の具体的なイメージとしては、以上の考え方をもってすれば見えて来るはずです。
自己破産になるとつまり調査力が求められるってことだね!そういう目線で弁護士を選べばいいんだね!だけど、その人が結局悪徳弁護士だったら、たとえ自己破産に強くても意味がないよ!
ぴよぴよ(うーむ)!
安易な判断で決めずに慎重に選ぶ
基本的にどんなことでも、プロの業者に依頼する時は、どうでもいいことになればなるほど『近場』で済ませる場合があります。
- 電気を取り換える
- 粗大ごみをもっていってもらう
- 自転車の修理をする
等ですね。これは別に、どこに依頼しても大きな失敗はないので、 最も自分の家から近いところに依頼すればそれでいいという考え方をする人がほとんどです。
しかし、こうした大きな手続きをする場合は、やはりそういう感覚ではだめですね。かかるお金も大きいですし、依頼した人によっては手続きがスムーズに行われない場合もあります。
そういう場合は、まずは無料見積もりや、無料相談をして複数の会社を比較することが大事ですね。その中で、ここに書いたような着眼点で自分なりに審査をすれば、何も考えないで依頼するよりは、失敗する確率が激減するでしょう。
会社を決めるときは、自分で調査して会社を一つ一つ比較することは常識だね!自分で決めて選んでいる以上は文句は言えないから、問題が大きければ大きいほど、慎重に決めなきゃね!
ぴよぴよ(例えば大きな手術をするときだって、慎重に選ぶはずっす)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!