自己破産の仕組みを簡単に解説して!
自己破産の仕組みは簡単です。しかし、受け取る側、それを受ける側の人間が複雑なので、様々な方向から考えなければならず、結果として複雑な情報を頭に入れる必要が出てしまいます。
自己破産なんて簡単なんだけど、人間自体が複雑だからね!だから話も多様化して、結局話すことがたくさん出てきてしまい、複雑になっちゃうんだね!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
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自己破産の仕組みは簡単。複雑なのは受け取る側の人間
自己破産の仕組みを簡単に解説します。自己破産の仕組みは簡単です。これがもし難しいと言うのなら、それは ですね。
- 1.支払不能に陥っている人がいる
- 2.そのままでは借金も返せないし生活もできないし死んでしまう
- 3.国として、人が死ぬ可能性が高いとわかっているのに手を差し伸べないわけにはいかない
- 4.従って、その様な人に救済措置を用意する
そして用意された制度が『自己破産』ですね。後はその為の手続きを踏むだけ。簡単な事ですね。しかし、例えばその手続きの中で、
- 500万円の借金を負っている
- だが、1億円の自社ビルを持っている
ことがわかったとしましょう。その人は自己破産するべきでしょうか。自社ビルを売れば、借金は片付きますよね。
また、
- 500万円の借金を負っている
- だが、彼はその借金を半ば詐欺的な形で友人から借りて、全て遊びに使った
ことがわかったとしましょう。その人の自己破産を認めていいでしょうか。そんなことをしたら、この世に犯罪が溢れてしまいますよね。国が犯罪の片棒を担ぐことになります。
このようにして、自己破産の仕組み自体は簡単なのですが、それを受けとる、あるいは受ける人間が複雑なので、話はこんがらがってしまいますね。理解していない人、あるいは認知が歪んでいる人が、
よっしゃ!じゃあ借りるだけ借りて、遊びまくって、それで自己破産しちまえば、いくら借りられるかが勝負ってことじゃんな!
消費者金融からだったら100万円くらいしか借りれないから、もっと大掛かりなビジネスの話でも作って、それで金を集めて億の金を作ってさ、それでパーッと遊んで、自己破産しちまえば、遊んだ分だけ、得するじゃねえか!
後は表層的に、反省しましたって顔してりゃいいんだからよ!な!全く国ってのも馬鹿で困るぜ!はははははは!
などと考えてしまうのは、『想定の範囲内』ではありますが、『
』の行為なんですよね。普通に、この事実を、真正面から理解すれば、簡単なはずなんですけどね。
人間というのは複雑な生き物だからね!何が間違っちゃうのか、異常犯罪を起こしちゃうこともある。だけど最初は皆、純粋な赤ちゃんだったんだよね!環境の数だけ色々な人がいるね!
ぴよぴよ(赤ちゃん)!
人間というのは複雑な生き物
しかし人間というのは、複雑な生き物です。例えば、
- 1+1=2
です。これはとても簡単な事です。しかしこれを、
なぜ1+1は2なの?この粘土と、粘土を合わせれば、1つの大きな粘土になるから、1じゃないの?それに、このコップの水は?このコップの水と、このコップの水を合わせると、やっぱり1つの水になったよ?ねえどうして?
と言ってしまうのであれば、この話は複雑な話になってしまいます。ちなみにこの言葉を言ったのは、エジソンです。彼はこういう複雑な考え方をしていたことから、小学校をたったの3か月で退校させられています。彼は学校では、落ちこぼれの扱いだったんですね。最終学歴は小学校です。
しかしまあ、そんな複雑な思考回路を持った人が稀代の天才になるわけですから、あながち複雑なことも否定できませんね。
ちなみに、アメリカの歴史ある雑誌『ライフ誌』で発表された、『
』の1位~5位は、以下の5人です。
重要な功績を遺した人物の1位~5位
- 1位:エジソン
- 2位:コロンブス
- 3位:ルター
- 4位:ガリレオ
- 5位:レオナルド・ダヴィンチ
彼の功績のすごさがわかりますね。
そう考えると、人間が複雑な生き物であるということは、『事実』ではありますが、別にそれ自体は憂うべき要因ではないということになるかもしれません。
確かにその複雑さが異常犯罪を生み出すこともあるけど、時に奇跡を生み出すこともあるね!だから人間の複雑さは、一辺倒に愚かだと切り捨てることはできないんだね!
ぴよぴよ(うーむ、なるほど)!
破産者は代償を払うことになる
ちなみに、ここに追加するべき項目としては、『
』ですね。そうした流れで自己破産が認められた場合、例えば1億円の借金があった場合、その借金は全て免除になるわけです。
ここに書いた非免責権以外は、全て免除されます。これら税金や損害賠償金は、別次元の話として解釈しますからね。
しかし、そうして免除されたのはいいですが、それだとちょっと破産者が得をし過ぎている印象がありますね。債権者が1億円も損をしています。実際には10社だったら1,000万円ずつとか、そういうことになるかもしれませんが、とにかく債権者側だけが大きく損をしてしまいます。
それじゃ不公平ですね。ですから、せめて破産者には最低限の代償を払ってもらいます。それが、
- 財産の処分
- ブラックリスト扱い
- 7年間は次の自己破産を受けられない
という制裁です。
財産の処分
これは先ほど言った『手続き』の中で行うことですね。もし不動産や車等があれば、全て売ってお金に換え、債権者に配当します。基本的には、
処分されない財産
- 換価20万円以下のもの
- 99万円以下の現金
- 生活に必要最低限の家財道具
以外は全て処分します。もし持ち家を持っていて、家族がいる場合は、とても不便な思いを強いられることになりますね。これなら債権者側も、少しは気が晴れます。気が晴れるという言い方はよくありませんが、事実、そういう人間心理は存在しますからね。
ブラックリスト扱い
信用情報機関にて、ブラックリスト扱いされます。およそ5~10年ほどですね。ブラックリストという名前のリストは存在しませんので、『ブラックリスト扱い』という言い回しになりますが、まあどちらでも意味は同じです。
その間は、クレジットカードを作れなかったり、お金を借りれなかったりします。事故情報として登録されている間は、貸す側としても『事故した人には貸せないなあ』となりますよね。案外、この制裁も重いです。不便な思いを強いられます。
7年間は次の自己破産を受けられない
それからこれですが、一度自己破産をしたら、最低でも7年間は自己破産できません。そして、もし7年後に自己破産を申請したとしても、
君は、7年ピッタリで自己破産してきたね?ちょっと反省してないんじゃないかなあ。
ということで、かなり厳しい目で見られます。そして、そうじゃなくても二度目の自己破産というだけで、かなり厳しい目で見られます。ということは、かなりかなり厳しい目で見られますので、もしかしたら二度目の自己破産は、却下されるかもしれません。
ただでさえ、『最後の救済措置』だったわけですからね。それを何度も申請するような人は、むしろ救済しない方が救済になる。そういうこともありますからね。
債権者だけが大きく損をするなんて理不尽だからね!債務者、破産者にもきちんとそれなりの代償を払ってもらうよ!それでも債権者からすれば、額次第では全然採算が合わないからね!
ぴよぴよ(それは最低限の代償っすね)!
『救済しないことが救済となる』場合がある
私の知人も遅刻癖がどうしても治らず、いつも上司に怒られていたのですが、ある時あまりにも多すぎるんで、上司は彼を無視するようになりました。しかし、それで(まずい)と思ったのか、それ以降彼は遅刻をしないようになりました。
人間というものは複雑ですね。もしかしたら彼は、『怒られたい、構ってほしい』という理由で遅刻していたのかもしれません。このようにして、『
』場合があるんですね。
自己破産の流れとして更に詳しく考える場合は、その他のページにまとめました。ここでは、『自己破産の仕組みは簡単だ。だが、それを受ける人間側が、複雑だ。』ということを考えました。
もし人間が複雑じゃなかったら、自己破産手続きもこんなに複雑じゃないんだけどね!特にお金の問題は更に複雑になるから、結局複雑な印象がついちゃうってことだね!
ぴよぴよ(うーむ)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!