自己破産の前にすることって何がある?
自己破産直前にすることは借金の返済ではなく、影響を与えてしまう家族と話し合うことです。
様々な記事で『自己破産における家族への影響』というテーマを考えているけど、今回も更に違った切り口でそのテーマについて解説するよ!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
家族への影響
家族に知られずに自己破産することは、決して不可能ではありません。しかし直接的に就業や移動、返済の義務が降り掛かってくるわけではありませんが、間接的に影響が出ることは否めません。というのも
になり、ともに暮らす家族への影響が全くないとは言い切れないからです。
したがって、自己破産することを知られたくない気持ちは分かりますが、家族全員とはいかなくとも、せめて配偶者には相談し、協力してもらえるよう話し合うことが必要でしょう。
また、保証人になってくれている人にも同様にきちんと説明し、理解と協力を得なければいけません。保証人は何のメリットもないのに、リスクだけ背負ってくれているのです。その信頼を裏切ることはいただけませんし、黙って自己破産をしてしまうのはオススメしません。
にも、 にも、最低限のモラルを守るよう心掛けましょう。
以下に、具体的な家族への影響を挙げていきます。参考にしてみては如何でしょう。申立人に対する申請中の制限については、自己破産申し立て時には、当人に対し一定の制限が科されます。申し立て時に限らず自己破産後も制限されるものがありますが、それは次の通りになっています。
『直接的に』は影響がないけど、『間接的に』は家族や親しい間柄に影響を及ぼすよ!まずは徹底的にその事実を頭に焼き付けよう!
ぴよぴよ(下記に、その辺のことを親分がまとめた他の記事を貼るっす)!
職業制限
免責が確定するまでの審査中、一定の職業の人達には職業制限があります。
など、その職業は多岐にわたります。もちろん、この職業制限は申立人にのみ科されるものであって、家族が同様の職に付いていても職業制限はかかりませんが、
ので、経済的な影響が家族に出ないとは言い切れません。
でも逆に言うと、免責が確定するまでの数か月間だけに影響が出るから、それを乗り切ったら光が見えて来るよ!家族に対する直接的な影響はないしね!それにこういう究極の場面だから、全員で協力する姿勢が望ましいよね!
ぴよぴよ(支え合いっす)!
転居や旅行の制限
申立人には、移動の制限がかかってきます。全ての手続きが完了するまでは、例え国内の旅行であっても居住地を離れるのは認められません。
引っ越しはもちろん、遠方へ葬式に出席するといった自己都合ではない移動でさえ、それが長期にわたるものであれば、なおさら
でしょう。もしどうしても居住地を離れなければならないのであれば、許可を取りに裁判所に申請しましょう。
まず旅行だけど、普通に考えてこの時期に旅行って、マジでヤバイ考え方だよね!普通に働いて、経済的な事情も普通な人であっても、旅行っていうのは最高の娯楽なんだから。
ぴよぴよ(マジでヤバイっす)!
その『最高の娯楽』を、今やる必要はないでしょ!また、引っ越しは『夜逃げ』を連想させるからダメなんだよ!今やることは『逃避』じゃないってことだね!
ぴよぴよ(旅行は楽しいっす)!
あらゆる銀行や貸金業者が、金融に関する個人の情報を確認するのに使っている「信用情報機関」にブラックリスト登録されます。これはつまり、信用情報に自己破産の事実が「事故」として記載されることを指し、その情報はクレジットカードの申し込みやローンの申請はまず通らなくなるでしょう。
され続けます。デビッドカードの利用は可能ですが、新規
このとき、何が問題になるかといえば、
を作ってしまうことです。自己破産した当人が使うのに、家族名義のクレジットカードを作ったり、家族名義でローンを組んだりといったことを指します。名義貸しは不可能ではありませんが、リスクしかないので止めた方が良いでしょう。また、ブラックリストに載ることは銀行口座の開設に影響はありません。
『ブラックリスト』っていうリストは厳密には存在しないけど、ほぼ同じようなものがあるよ!この情報をシェアして、業者側がお客を審査するんだ。返してくれない人にお金を貸したり、ローンを組んでも、トラブルになるだけだからね!このブラックリストは、最低でも7年は登録されるよ!
ぴよぴよ(自分、ブラックリストに入ってるっすか)?
何もしてないし、入っていないと思うよ…
再度の自己破産までの期間制限
破産法により定められていますので、一度自己破産した者は前回の自己破産から
は破産申告することができません。7年間を1日でも過ぎれば再び免責許可が出る可能性がありますが、ケースバイケースなので7年以内でも自己破産や免責許可が下りることもあります。しかし、初回と違い2度目以降は免責の判断が厳しくなるので注意しましょう。また、稀なケースですが家族内で同時に自己破産することは可能です。
つまり『二度目の自己破産』だね。でも、二度目の自己破産は、一度目と違ってとてつもなくハードルが高くなるから厳重注意だよ!正直、たったの一度でも厳しい目を向けられるんだ。それが二度目となると、『反省してない』、『あの時の約束はなんだったんだ』等、様々な問題が浮上して、かなり厳しい目で見られるよ!
ぴよぴよ(失敗はするものっす、でも、一度で反省したいっす)!
家族への影響
自己破産による家族への影響を見ていきましょう。まずは家です。申立人本人名義による不動産は差し押さえの対象になりますから、家族と一緒に住んでいる家ももちろん手放す事になります。これにより、子供の転校や職場の変更、人間関係・近所付き合いの変化、
ことが考えられます。
これに対する直前対策として、引っ越すにしても近隣の住居に
を着けておいたり、知り合いや信頼出来る人に住居を買い取ってもらいましょう。買い取ってもらえれば、その代金はその人に返すとして、同じ所に住み続けることが出来ます。他にも直前対策は色々と手段がありますが、専門家に正しい方法をレクチャーしてもらうことが大切です。
自己破産すると現在の借家や家財道具は?+持ち家を失わない裏技!
財産を差し押さえられるのを避けようとして、虚偽の申告をするのはダメ!名義だけ変えたりね!
ぴよぴよ(ダメ、ゼッタイ)!
だけど、親しい友人なんかに家を実際に買い取ってもらうことが出来れば、それはある種の『裏技』的なイメージで、その家を失わずに済むし、そこに住み続けることが出来るよ!もちろん、そのお金は後で必ず返す約束をしてね!
ぴよぴよ(裏技、裏技)!
次に
を見てみましょう。保険料を払っているのが申立人本人だった場合、保険料は財産の一部とみなされ解約しなければなりません。すぐに影響が出るものではありませんが、学資保険など子どもの保険などは入学祝い金が出ます。それを学費の一部にあてようとしていた場合、給付を受けられないことになるので、子どもの進路に影響が出る可能性があります。
一方奨学金の利用に関しては、債務者が子ども本人なので自己破産者は保証人にはなれませんが、そこさえクリアすれば利用することが可能です。
保険はある種の『貯金』だからね!財産の一部として見られて、処分し、返済に充てられるよ!それは当然の動きだね!同じ考え方で全ての財産も処分されるからね!
ぴよぴよ(お金だけが財産じゃないんすね)!
次に
についてです。申立人名義の車はもちろん手放すことになりますが、車は家族で共有している家庭も多いのではないでしょうか。
子どもの送迎や買い物、通勤など、日々の生活スタイルに車の使用が根付いている分、家族への影響が大きいといえるでしょう。しかし、手放さなければならないのは初年度登録から7年も経っていない新しい車のみで、7年以上経っている古い車は手放さなくても大丈夫です。
以上のように、自己破産が家族に与える影響について見てきました。自己破産は直接的に家族に影響を及ぼすものではありませんが、間接的には大いに影響するものです。自己破産をする際には、ぜひ家族の方と話し合って協力し合うことが大切です。
このように、車、保険、住居といったものは、破産者以外の家族とシェアしている場合が多いから、『間接的に』は家族らに影響が出るんだよね!だから、自己破産直前にすることは借金の返済ではなく、『影響を与えてしまう家族と話し合うこと』なんだ!
ぴよぴよ(親分、さすがっす)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!