自己破産の同時廃止ってなに?異時廃止とは?破産管財人って?
同時廃止とは、債務者の財産が少なくて破産手続きの費用がない場合に行われる手続きです。破産手続きを開始しても、処分する財産がないため、すぐに終結するので、『開始と同時に終わる』ということで、開始と終結の手続きを同時に行うということです。
異時廃止とは、破産者が財産が少なくて破産手続き費用を出せないと認められるときに、破産管財人の申立、もしくは裁判所の職権で破産手続き廃止の決定をし、破産手続きを終結させることを言います。
破産管財人とは、破産者の持つ財産をお金に換えたりして返済に充てたり、管理する人のことを言います。
自己破産のときによく出て来る『同時廃止』とか『異時廃止』とか、『破産管財人』っていう言葉の意味は、はじめての人はよくわからないよね!わからなくて当然さ!でも、このページでわかるよ!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
同時廃止
自己破産の同時廃止とはどのようなものでしょうか。
本来、破産申立人(自己破産をしたいという人)の資産を集め、例えば高級車や高級腕時計などを持っていた場合、それらはお金に変える必要があるわけです。
借金を返済しなければなりませんからね。その役目を担うのは『
』と言われる人であって、その人がお金に換えて債権者に、債権額に応じて平等に配当するが資産を管理し、必要によって処分して返済に充てたりするわけです。
しかし、破産手続き開始の時点で
場合には、破産手続きを進めても意味がないので、破産手続きは開始されるけど、破産管財人が選任されることはなく、 してしまいます。同時に廃止してしまうということで、同時廃止事件というわけです。『殺人事件』の事件と同じ漢字ですから紛らわしいですね。
同時廃止の場合でも破産宣告が行われるので、債務者が破産者になったことに変わりはなく、公私の資格喪失の効果は生じます。しかし、破産手続きは終結されているので、破産宣告時に所有していた財産の管理処分権を喪失することなく、
自己破産の時に本来行われる手続きが、財産がない場合は開始と同時に終結となる。それで、『同時廃止事件』なんだね!事件て聞くと殺人事件みたいな感じがして、何かちょっと物騒だよね!でもそれとは関係ないよ!
ぴよぴよ(殺人事件と何か関係があるんすか)?
だからないって…
異時廃止
破産宣告後、『破産管財人』が選任され破産手続きが開始された後、
には、破産管財人の申立、もしくは裁判所の職権で破産手続き廃止の決定がされ、破産手続きを終結させます。これを異時廃止と言います。
これで、『同時廃止事件』、『異時廃止』、『破産管財人』の意味がわかったね!一つ一つ覚えていけばなんてことないよ!単なる用語さ!結婚や離婚何かと同じように、事柄に名前がついているだけだね!
ぴよぴよ(バナナやリンゴみたいにね)!
う、うん。
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!