宝くじを当てたことが原因で自己破産になるのはなぜ?
例えば、
- 生活水準を上げてしまった
- 酒や麻薬や異性にどっぷり浸かった
- 仕事を辞めてしまった
- 様々な人間関係が悪化した
- 資産を買わなかった
等が挙げられます。
宝くじを当てることは、人間にとっての夢の一つでもあるよね!いつの間にかそういう風に人間の生活に大きく食い込んだ宝くじだけど、どのような注意点があるのか、詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
Contents
宝くじは当たらない方がいい?
になる。文字だけ見ると、何とも馬鹿げた話ですね。意味不明ですね。宝くじを当てて大金を手に入れたのに、自己破産するって、じゃあ当たらない方がよかったじゃないかってことになります。
一体なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか。原因はいくつかあります。
- 生活水準を上げてしまった
- 酒や麻薬や異性にどっぷり浸かった
- 仕事を辞めてしまった
- 様々な人間関係が悪化した
- 資産を買わなかった
一つ一つ見ていきましょう。まさにこの記事は、
これと照らし合わせながら考えるべき記事です。
生活水準を上げてしまった
これが一番あり得る話ですね。それまでは月給25万円だったから、家賃も8万円前後で、食費なんかも5,6万円程度だった。しかし、宝くじで数億円当てたということでそれらのすべての水準を上げた。家賃を50万円くらいまで引き上げ、食費には2,30万円使った。
もちろん、
何事も、束縛からの解放の最初は、解放感にあふれ、幸福感が脳内を駆け巡るものです。仕事をして、その窮屈さから解放されたときに、人生が充実するのと同じですね。
ゲーテは言いました。
仕事の重圧は、いいものだ。それから解放されたとき、心は一段と自由になり、人生はいっそう楽しくなる。仕事もせずに、ただ快適に過ごしている人ほど、みじめなものはない。そんな人には、どんな天の恵みも、ただ不快なだけだろう。
更にこのテーマについて潜って考えるなら、以下の記事を読むと良いでしょう。
しかし、それは長続きしません。いずれはお金がなくなります。当たり前ですね。しかし、なかなかなくならない。だから、(まだ大丈夫、まだ大丈夫)として言い聞かせ、気づいたら手遅れになっているということになります。
そして、お金が無くなってきたとわかっても、『ラチェット効果』に支配されるんですね。水準を下げられない。
一度上げた水準を下げるたとき、そこに苦痛を覚える人間心理。
私の知り合いに、5,000万円のロールスロイスを乗っている人がいました。その人は、手段はともかく大金を掴むことに成功しました。そして豪遊していた。六本木の街並みにレッドカーペットを敷き、周りにキャバクラ嬢を並べて、派手にお金を使っていました。
ある日彼は、自分の会社の人間と食事会をする際、目の前の焼き肉を手にして、こう言いました。
なんだこれ、輪ゴム食ってるみてえだな!
しかしそこにいた人は、その焼肉をそうは思わないし、そして、その輪ゴムと言われた肉をその後に食べなければなりませんでした。
彼はとても悲惨な末路を迎えていて、特定されるため詳細は書きませんが、彼はラチェット効果に支配されていた。自分が毎日食べている肉がもっと高級な肉だからという理由で、目の前にある『幸せ』を、『不幸の種』だと解釈してしまったのです。
同じことが宝くじ当選者の心理にも当てはまるのです。そうしてラチェット効果に支配されて水準を下げられず、気づいたら借金をしていて、自己破産に至るのです。
人間というものは愚かな生き物だからね!欲望というものは何とも醜いもので、見てられないね!だけど、人間には欲望があるんだ!それが事実なんだ!遥か昔から人間はこの欲望に支配され、転落していったんだ!
ぴよぴよ(何とも滑稽な話っすね)!
酒や麻薬や異性にどっぷり浸かった
酒、麻薬、異性。ここに共通するのは『ドーパミン』です。つまり、脳内の報酬系物質ですね。これに触れているとき、人の脳には快楽物質が流れています。まず、下記の『マズローの御段階欲求』をご覧ください。
出典:『マズローの欲求5段階説』
人間はまず、『生理的欲求』を満たすことを第一として生きていますが、それが満たされれば次の欲求を満たそうとします。そして普通なら、
- 1.生理的欲求
- 2.安全欲求
- 3.社会的欲求
- 4.尊厳欲求
- 5.自己実現欲求
の順番で
のですが、宝くじ当選者というのは、往々にして『偶然恩恵を手に入れた人』である場合がほとんどです。
つまり、自分の意思で、主体的にその階段を上っている途中で、裕福になったのではない。『偶然なっちゃった』んですね。シード権的に、いきなり
- 1.生理的欲求
- 2.安全欲求
が一気に満たされてしまいました。衣食住と自分のその後の生活が確保されたんですね。これによって懸念されるのは『怠惰』です。傲慢不遜に陥り、階段をそれ以上登らないようになってしまう。
考え方が『最下層』のままだから、酒、麻薬、異性といった手っ取り早くドーパミンが出る(幸せだと感じる)ものに依存し、つい、どっぷりとそこに浸かってしまうんですね。
ちなみにマズローの五段階欲求には続きがあって、
- 1.生理的欲求
- 2.安全欲求
- 3.社会的欲求
- 4.尊厳欲求
- 5.自己実現欲求
- 6.自己超越
というものがあります。これはマズローが晩年に追加した項目。さしずめ、ブッダ(釈迦)のような境地ですね。そのようにして人間の魂、考え方が高潔で向上心にあふれているなら、徐々に階段を上っていくことができます。
しかし、偶然幸せを手に入れた人には『準備』が出来ていない。見るべきなのは、以下の記事です。
だから、その延長線上に何があるかを想像しておらず、結果的にそれらの私利私欲に支配されてしまい、転落していくのです。
人がドーパミンに支配されるのは、積み上げているものが甘いからだね!しっかりと失敗も含めた経験という基礎・土台を積み上げている人なら、やっぱりコントロールはしやすいよね!
ぴよぴよ(全ては基礎・土台っすね)!
仕事を辞めてしまった
これも原因の一つですね。仕事さえきちんとしていれば、最悪の場合借金をしてもそこから返済していく可能性を見出だせたかもしれません。しかし、辞めてしまった。そして、貯金を切り崩す生活を続けていたため、気づいたら借金を負ってしまっていた場合、その返済をする為の収入が無い為、新たな借金をし、多重債務者となり、最後には自己破産となるのです。
上のことと照らし合わせながら考えていく項目ですね。
国民の三大義務には、『勤労、教育、納税』があるけど、そのうちの二つを放棄するわけだからね!働かないということは!そうすると破産するっていう事実が存在すると、人は働かざるを得ないよね!
ぴよぴよ(それが抑止力にはなるっすね)!
様々な人間関係が悪化した
自己破産の直接の原因ではなくても、宝くじ当選によって、人間関係が崩れることは多くあります。実際に海外でこういうことがありました。
貧しい男性が宝くじに当選すると、それを聞きつけた『友人』たちが、どこからともなく現れて、お金を貸してくれるよう頼むことが続きました。『続いた』のです。そして、それが一人ではなかった。彼らはその男性について、こう話をしていたそうです。
おい、あいつに金貸してくれって言ったら貸してくれるらしいぜ!しかも返さなくても何も言わないらしい!
このようなことが現実に起こっているんですね。中には、殺害されてしまったという人もいます。皆お金に目がくらみ、我を失ってしまうんですね。人間関係はお金によって簡単に崩壊してしまいます。実の家族に保証人になってもらっておいて、蒸発する人もいるくらいですからね。
そのようにして悪化した人間関係に生活の足を引っ張られ、精神的に乱れてしまい、あるいはお金を無心され続け散財させてしまい、気づいたら借金を負うようになってしまった。上がった反動で、下がるスピードも速く、自己破産に至るまでに転落してしまった。こういうことはあり得ることなのです。
人間関係なんて簡単にお金で崩れるからね!マキャベリはこう言ったよ!
ぴよぴよ(お金は怖いっす)!
資産を買わなかった
資産というのは、
- 不動産
- 株
- FX
- ビジネス(会社)
- アフィリエイトサイト
- 権利(著作権、特許)
といった、『お金を生むもの』です。そして『負債』というのはその逆で、『お金を奪うもの』です。例えば、
- 不動産
- 車
- 時計
- お酒
- ローン
- 高級レストラン
- 海外旅行
などがそうです。例えば同じ3億円の不動産でも、
- 3億円のマンションのオーナーになる
- 3億円の自分が住む家をローンで買う
とでは、意味が全く違いますからね。前者は『資産』であり、後者は『負債』です。そのようにしてとにかく支出が増える。そうするとやはり、お金は減る一方です。前述した『仕事を辞めてしまった』、『生活水準が上がった』等の条件と相まれば、さらにお金は減る一方です。
そうしていつの間にかお金がなくなってしまい、ラチェット効果に支配されて、気づいたら借金をしている。そういうことなのです。
資産と負債の違いを真正面から受け入れられるかどうかで、人間の運命は大きく変わるね!別に受け入れなくていいけど、受け入れられれば人生はより楽しいものになるよ!
ぴよぴよ(うーむ)!
人間に必要な心構えとは
こうして考えると、人間に必要な心構えとは、
ということですね。もしそれがわかっていれば、そもそも宝くじなど買わないし、もし買って、大金が当たったとしても、
- 全額寄付する
- 計画的に投資し、生活水準を全く変えない
といった選択肢があることに気が付くことができます。その選択肢が見えないような人は、大金を扱う資格がないと考えるのが賢明だと言えそうです。
ブッダがこう言ってるよ!
『人間の欲望というものは、たとえヒマラヤの山を全て金に変えても、満たされることはない。』
ぴよぴよ(2,500年も前から変わらない、愚かな事実っすね)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!