医療費を滞納したまま自己破産は可能?自己破産をした後の医療費はどうなる?
可能です。医療費を滞納していても、自己破産ができ、免責が許可されます。
また、自己破産後の医療費ですが、基本的にはお金がなければ支払いうことはできません。ただし、重い病気などを患った場合、『障害認定』が受けられる可能性があります。そうすれば、『障害年金』を受給することができます。また、
- 高額療養費制度
- 生活保護
について検討をしてみましょう。
医療費は自己破産をすれば支払いを免除されるよ!予期せぬ高額な医療費に悩まされることってあるからね!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
Contents
自己破産と医療費の問題について
について考えていきます。
- 医療費を滞納したまま自己破産は可能なのか?
- 自己破産をした後の医療費はどうなるのか?
一つずつ考えていきましょう。
医療費を滞納したまま自己破産は可能なのか?
可能です。
医療費を滞納していても、自己破産ができ、免責が許可されます。その他の借金と同じような『債務』として考えられるので、これは本人が『支払不能』であれば返済せずに済むようになります。
上記のものに該当しない債務は、全て自己破産によって支払が免除されます。
ただし、注意しなければならないことがあります。それは、『
』です。
実は、医療費が高額な場合、その医療費には連帯保証人が求められることがあります。往々にしてそれは、家族や親族ですよね。連帯保証人というのは『ほぼ債務者』ですから、本人が支払えないとなると、間違いなく連帯保証人に請求が来ます。何なら、本人がしても請求が来ることがありますからね。
ですが基本的には『債務者→連帯保証人』という順番は守られます。
そんな中、本人が自己破産をすることになります。そうなれば、その支払い責任は連帯保証人に移ってしまいますからね。場合によっては、連帯保証人も自己破産をすることが求められるほど、この問題は重く大きいものです。
このため、連帯保証人がいる人はこの医療費問題にかかわらず、必ず相談をしてから自己破産をするのが鉄則となっています。
自己破産の基本として、連帯保証人がいる場合は、自己破産をするとその連帯保証人に支払い義務が移ってしまうから、場合によっては連帯保証人ごと自己破産をする必要があるんだ!
ぴよぴよ(連帯保証人はまさにそのイラストの通りっすね)!
自己破産をした後の医療費はどうなるのか?
医療費はどうなるでしょうか。自己破産をしたらお金がありません。ほとんどの財産は処分してしまい、お金に換えて債権者に配当していますので、もし大きな病気にかかったら不安ですね。ただし、自己破産をしても処分されない財産があります。
処分されない財産
- 換価20万円以下のもの
- 99万円以下の現金
- 生活に必要最低限の家財道具
です。99万円以下の現金があれば、最低限の生活は出来ますね。そのお金を軍資金にして、しっかりとした生活の基盤を作ることができます。
しかし、そのお金がない人はどうすればいいでしょうか。残念ながら、そういう人は世界にたくさんいます。医療費が支払えずに命を落とす人々がいるのが現実です。ですから、お金がない人は安い食べ物を食べ、お金がある人は高い食べ物は食べる。そういった格差が生まれてしまうのがこの世の現実です。
『そうなる前に』対策をしておくべきだったと言えます。特にこの先進国に生きておいて、途上国の人よりも怠けた生き方をすることは無責任です。それで転落しても、世界的な目線で観たら、自業自得だと言われてしまうでしょう。
逮捕される人の扱われ方
また、自己破産者だけではなく、逮捕された人も同じです。逮捕されて刑務所に行った人も、そこから人生をやり直していかなければなりません。しかし、懲役中は大した医療を受けることが出来ません。刑務所によっては設備が充実しているかもしれませんが、以前調べた時には、少年院、刑務所、共にぞんざいな医療設備しかないのが現実でした。
中には、劣悪な環境を強いられるケースもあります。食事に虫が入っていることや、部屋にゴキブリが出るということは当たり前だというのです。苛酷な場所にある為、冬場は軟膏を塗っても足が凍傷し、夏場はクーラーが無い為、熱中症ギリギリのところで生活することが求められます。
塀の中でもし病気やケガ、虫歯などになってしまっても、最高の治療を受けることはできません。もちろん、その他にも食事や娯楽面だってすべてそうですが、中にいて『居心地がいい』ということにはならないように考えられています。
中にいる人にも人権があります。アウシュビッツ強制収容所に入れられた無実のユダヤ人は、全身の毛を剃られ、人間史上最悪の虐待を受けました。便をリヤカーで運んでいるとき、それがはねて顔にかかったのでぬぐうと、ナチスに殴られ、
人間みたいな行動をするな!
と言われたそうです。
この本を読めば、更に収容所の詳細がわかります。しかし、覚悟をもって読まなければなりません。
それと比べれば、最低限の人権があり、三食食べられ、風呂に入れ、少なくとも医療の設備が整っているだけでも恵まれています。
もし、
- 衣服
- 食事
- 住居
- 医療
- 教育
- 仕事
これらについて最高の待遇を受けたければ、
- お金を手に入れる
- 事故・事件を起こさない
- 人としての義務を果たし誠実に生きる
ということを遵守しなければならないのです。
障害年金を受給できる可能性がある
ただ、自己破産をしたあと、
- ガン
- 心臓病
等の重い病気などを患った場合、『障害認定』が受けられる可能性があります。そうすれば、『障害年金』を受給することができます。
しかし、下記を満たしていることが条件となりますので、注意が必要です。
- 初診日のある月の前々月までの公的年金の加入期間に対して、2/3以上の期間、保険料を納付もしくは免除されている
- 初診日において、年齢が65歳未満であり、初診日のある月の前々月までの1年間保険料の未納が無い
これらに該当しない場合は、世界にいる大勢の『お金がないゆえに治療できなかった人々』同様、厳しい現実に直面することになります。
生活保護と高額療養費制度について
高額療養費制度については、下記の記事にまとめました。
自己破産をしたり、医療費が払えなかったりすると、厳しい状況を強いられる。しかしそれは世界規模で見るとマシなほうで、世界にはもっと劣悪な条件を強いられた人がたくさんいるんだ!
ぴよぴよ(考えることがたくさんあるっすね)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!