任意整理の返済期間中に新規借入はできる?
できます。しかししない方がいいですし、しないことを原則として考えるべきです。
原則としてはできるんだけど、苦労して任意整理をしたわけだからね!簡単にまた新しく借り入れをするっていうのはやめたほうがいいね!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
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できるがしないほうがいい
任意整理の返済期間中に、新しく借り入れは出来ます。しかししない方がいいですし、しないことを原則として考えるべきですね。まず、任意整理をする際にたくさん考えたはずですからね。弁護士等を間に挟んでいたのであればなおさら、支払いの計画は綿密にしたはずです。
それで『月にいくらまでなら支払える』という判断をし、弁護士もそれに納得し、和解案を作成し、債権者もそれに納得したわけです。だとしたら、それはもうその約束通りに支払えないなんてことは、普通に考えたらあり得ませんよね。下記の記事にも書きましたが、
和解案の約束を破ったのなら、一括返済を余儀なくされます。それが普通の考え方です。もし、『その一括返済が怖いから新規借り入れをするしかないのだ』という主張も、理不尽な主張ですね。論点がずれています。
そもそも、『約束通りにしなかった』のは債務者ですからね。債務者だけが責任を負う必要があります。その他の二者は、そんなことになるなんて予測してませんからね。債務者を信用していましたから。弁護士の場合は下記の記事にも書いた通り、
そういう身勝手な行動を取るなら、辞任することもあり得ますね。
せっかく大人が集まって話し合って決めたことだから、なるべくその約束は破らないほうがいいよね!だけど、人にはいろいろな事情もあるけどね!
ぴよぴよ(うーむ)!
不測の事態に備えよ
ただまあ、何が起こるかわからないのが人生ですからね。例えば、事故や事件などに巻き込まれた場合は、急な出費が必要になるというものです。もちろん、そのイレギュラーな出来事も予測していなければいけないんですけどね。それは『予測できる自体』です。『不測の事態』ではありません。
リンカーンは言いました。
予測できる自体に備えることは当然で、『不測の事態』にすら備える。それができなければ一人前の大人とは言えませんね。つまり、見るべきなのは以下の記事ですね。
色々あるけど、でも『最初から色々あることは想定済み』っていう人もいるわけだから、やっぱり前始末をしていきたいよね!
ぴよぴよ(たしかに)!
どうしても必要になったら
しかしここまで考えても、もし後始末をしなければならなくなってしまったなら、もうそれは仕方ありませんからね。借り入れをする方向で考えてみましょう。
しかし、下記の記事にも書いたように、
任意整理はブラックリストに載りますからね。信用情報機関に登録されているおよそ5年は借り入れをすることはできません。かといって闇金融から借りるなんて問題外ですからね。闇金融については下記の記事に書きました。
では一体どうすればいいでしょうか。いくつか選択肢があります。
- 知人に借りる
- 中小金融業者に借りる
- 生活福祉資金
困ったら借りるしかないけど、闇金融から借りるのだけはやめたほうがいいよ!っていうか絶対だめだよ!
ぴよぴよ(ダメゼッタイ)!
知人に借りる
まず、知人に借りるんですね。そもそも『新規借り入れ』というものは、別に金融業者からだけのことを指すものではありません。それは、任意整理の際に『債権者一覧表』を作ったことで理解しているはずです。債権者一覧表には、知人からの借り入れも全て書きます。ということは、
- 借り入れ=金融業者からの借金だけではない
ということが理解できているはずですね。従って、信用情報機関には関係がない知人友人からの借り入れをすることで、その緊急事態を解決することができるかもしれません。まず何よりも考えるべきなのはその選択肢ですね。
知人から無利子で借りれるのであれば、それはそれにこしたことはないね!その対極にあるのが闇金融だからね!
ぴよぴよ(たしかに)!
中小金融業者に借りる
次に、中小金融業者に借りるという選択肢です。大手金融業者と違って中小金融業者は審査が緩くなっている場合があります。それぞれに個性がありますからね。例えば高級レストランでは高級食材を食べれる代わりに、高いお金を払う必要があります。その一方、安いファミリーレストランやファーストフードでは、それと差別化し、違う方向性を打ち出すことで生き残ることを狙うわけです。
- 高級レストラン=雰囲気が良くて高級食材がたべれるが、料金が高い
- ファミリーレストラン=雰囲気は大衆的で食材は普通だが、料金が安い
同じように金融業者にもそれぞれ個性があります。資金力の違いもありますからね。大手が厳しい審査で確実な顧客にのみ融資するのであれば、中小金融業者は別の角度から審査をし、融資をしなければ生き残ることはできません。
例えば銀行からの融資で考えてみても、利息が低い融資が受けられる代わりに、審査が厳しいわけです。そして、小さな町の金融業者はそれと差別化するために、金利を高くして、融資額も小さくする代わりに、審査を緩くするんですね。
ですから、もし任意整理をして大手金融機関から借り入れができない状態であっても、中小金融業者からであれば、融資が受けられるかもしれません。一度検討してみましょう。
大手から借りれなくても、中小金融業者だったら借りれる場合は全然あるよ!銀行だとか、融資額が大きくなるほど審査は厳しくなるよね!
ぴよ(ふむ)!
生活福祉資金を利用する
また、生活福祉資金も検討出来ますね。
貸し付け対象は以下の通りです。
(1)貸付対象
生活福祉資金の貸付けの対象となる世帯は下記のとおりです。
低所得世帯…資金の貸付けにあわせて必要な支援を受けることにより独立自活できると認められる世帯であって、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)。
障害者世帯…身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者(現に障害者総合支援法によるサービスを利用している等これと同程度と認められる者を含みます。)の属する世帯。
高齢者世帯…65歳以上の高齢者の属する世帯(日常生活上療養または介護を要する高齢者等)。
任意整理をした人はここでいう『低所得世帯』に該当しますので、連帯保証人さえ用意出来れば融資を受けられるかもしれません。貸付利子の利率は、連帯保証人を立てる場合は無利子、連帯保証人を立てない場合は年1.5%となります。
連帯保証人を立てない場合でも年1.5%の利率で借りることはできるかもしれないね!一般の利息制限法は平均で18%なわけだから、格安だね!
ぴよぴよ(だね)!
自分を支配できない以上はお金に支配される
借金というものは、したくてするものではありません。しかし、する人は『気づいたら借金をしていた』という状況に陥ってしまうんですね。
ただ、世の中には裕福なわけではないのに借金をしない人もいます。そういう人がいる以上、やはり比較されてしまうのは仕方ないことです。人生というものはナビ任せにしていたら、『渋谷』にナビがセットされていた場合、『池袋』を目指そうとしても、渋谷に辿り着いてしまいます。
借金をしてしまう人もこれに似ています。『気づいたら借金をしていた』などと言う以上は、やはり無意識に風任せ的に生きているところがあって、それはある種偶然任せであり、主体性がない状態です。見るべきなのは以下の記事です。
一度立ち止まって自分の人生を再考し、考え方を再構築する必要があります。その為に見るべきなのは、以下の記事です。
私は無宗教ですが、ブッダは言いました。
木をノコギリで切り倒しても、その根っこが強力なら再びニョキニョキ生えてくる。それに似て、君の心に巣食った欠乏感があまりに強力な呪いであるがゆえ、一時的に落ち着いても根は生きているから、すぐにまたニョキニョキと伸び、苦しくなり、『足りなく』なる。
お金に困っている人は、お金に支配されています。そういう人に一番効く薬は『お金』ではありません。つまり、借金を新たな借金で解決するという発想は、自転車操業の元であり、依存症の考え方です。
阪急グループ創始者の小林一三は言っています。
お金に支配されている人は、お金を手に入れたとしても、永久に『お金がない!』と言い続けるでしょう。
大切なのは枝の話ではなく、根っこだね!根本が理解できていなければ、また同じような目に遭うことになるよ!心が変われば人生が変わるんだ!
ぴよぴよ(うーむ)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!