任意整理をすれば闇金融からの借金を解決できる?
できます。しかし、そもそも闇金融に対しては任意整理をする必要はありません。支払う必要がないのです。
闇金融は、違法なことをやっているから闇金融だからね!その違法な相手に対して、支払いをする必要はないんだ!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
闇金融に対しては任意整理をする必要がない
闇金融にお金を借りている人は、結構な泥沼に陥ってしまってますね。
そんな闇金融からの借金を任意整理で解決しようとしている人がいるのであれば、ご安心ください。闇金融の借金というのは、そもそも支払う必要がありません。闇金融は違法業者ですからね。逆に言うと違法でない業者は闇金融ではないということになります。
利率、許可、何かが違法しているんですね。していないならそれは闇金融ではなく、ただの金融業者ということになります。それならば支払いをする必要があり、任意整理をする必要も出て来るかもしれません。
『あなたを借金返済から解放する方法』には闇金融業者について、こう書いています。
貸金業者の中にはいわゆる『闇金』と呼ばれる業者がいます。基本的には都道府県知事に貸金業登録を行っていない業者を言いますが、登録業者であっても、以下のような行為をしているのであれば、闇金として処罰の対象となります。
1)グレーゾーンよりもさらに高額の金利で貸す
出資法の上限である年利29.2%を上回る超高金利で融資を行います。
2)苛酷な取り立てを行う
前項で説明したような法律で禁じられた時間帯に電話をかけてきたり、債務者の自宅に押し掛けるほか、債務者の勤務先を訪問してきた利、子供の学校に電話をかけて嫌がらせをするなどの行為を行います。
3)過剰与信を行う
債務者本人に返済能力がないことを知りながら、債務者の親せきなどから回収することを目的に多額のお金を貸し付けます。年利29.2%を超える貸し付けは出資法違反で刑事罰の対象となるほか、民事上も向こうであり、返済する義務はありません。そもそも無登録の闇金であれば返す必要はないのです。
闇金融とはとにかく違法なことをしている金融業者ということですね。そういう業者にお金を払う必要はありません。
民法第708条にはこうあります。
不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない。ただし、不法な原因が受益者についてのみ存したときは、この限りでない。
つまり、闇金融の融資というのは『不法原因給付』に該当するんですね。不法原因給付については支払いをする義務がないんです。ですから任意整理をする必要がないんですね。
とにかく闇金融には一切支払う必要がないってことだね!まずはその原則を覚えておくことが大切だよ!後は技術的なことが色々あるから注意しよう!
ぴよぴよ(しよう)!
Win-Winが理想
大抵の場合は弁護士からの受任通知が届けば、それで手を引きます。その代わり、闇金融対策に慣れた弁護士に依頼するのがポイントです。弁護士にも向き不向き、得意不得意がありますから、やはりそこは闇金融対策に特化しているくらいの弁護士がいいですね。
何と言っても相手は違法業者ですから、アウトローです。つまり『アウト(外)、ロー(法律)』。法律の外で生きようとする彼らを、法律の中で当たり障りなく生きている人間が、自分達の常識を押し付けたとしても、それは不可能というものです。また、
じゃあ闇金融からお金を借りまくって、最後に弁護士を雇って全部帳消しにすれば、闇金融業者のお金をたくさんとれるじゃないか!
と考えた人は、注意が必要です。確かに理論上はそれが可能です。実際に、そういう『闇金融潰し』のようなことは行われることがあります。
しかしそれはおすすめできません。なんと言っても相手はアウトローですからね。アウトローが全員恐るべき相手というわけではありませんが、よくニュースでなんてことないただの主婦が人を刺したりしますよね。
人間というものは何をするかわかりません。窮鼠だって猫を噛むんです。あまり挑発的な行動をすると、相手がアウトローだろうがそうじゃなかろうが、危険な目に遭う可能性があります。
慣れた弁護士はその辺がよくわかっていて、例えば『元金だけを返済する』ことで相手と和解しようとします。そうすることで相手との間に無意味な遺恨を残さないで済みますからね。借りたお金だけは返して、利子は支払わなければ、お互いが一応、Win-Winという形で話は解決します。
もちろん、すでに多額の利子を支払っていて、それが元金を上回っている場合は、元金分だけを支払ったままにし、後は返してもらう等、様々な手段が考えられますね。
1万円借りて、10万円支払ったら、9万円だけ返済してもらう。
ということですね。
闇金融には支払う必要がないっていう原則は覚えたと思うけど、それはあくまでも原則なんだ!後は専門家であるプロ、しかもその中でも『闇金融に強い弁護士』に依頼しよう!
ぴよぴよ(なるへそ)!
闇金融はもう時代遅れ?
また、『借金の取りたては怖い人が取り立てに来るかどうか』については下記の記事をご覧ください。
大抵の場合は一つの債権に対し、わざわざことを荒げるようなことはしないですね。しかし、20年以上前ならそれはありました。当時の闇金融業者は、
当時は怒鳴っていればお金が入った。
と言っていましたからね。今は時代が代わり、そのようなことがなくなりました。また、下記の記事にも書きましたが、
2004年1月には『ヤミ金融対策法』として、『貸金業規制法及び出資法の一部改正法』が施工されました。それまでは申請書さえ出せば簡単に貸金業の登録が出来たのですが、これによって暴力団関係者や一定の資産が無い者の貸金業登録の拒否も可能になりました。
もうかつてのように闇金融業者は大きな顔が出来なくなったのです。その代り詐欺が増えたんですけどね。架空請求が増えました。出会い系サイトや架空請求の被害については、下記の記事をご覧ください。
まあ時代は移ろうものだから、またいつかどんな悪い行為が世にはびこるかはわからないけど、かつてあったような闇金融バブルはもう存在しないだろうね!
ぴよぴよ(うーむ)!
アウトローというのは菌やウイルスと同じで生きるのに必死
アウトローというのは菌やウイルスと同じですから、隙を見つけてはそこに入り込み悪さをします。私も少年時代は悪さをしてましたからよく理解しています。彼らの肩を持つならば、彼らも『生きるのに必死』なんですね。菌やウイルスも生きるのに必死なんです。
ただ、考え方が間違っているだけなんです。『○○をしないと死んでしまう』とか、『○○をしなければ生きていけない』と思い込んでいるだけなんですね。その考え方を矯正することができれば、彼らも正しい道を生きようと決意するでしょう。彼らが見るべきなのは、以下の記事ですね。
『生きる』ということと『生き長らえる』ということの意味の違いを理解したとき、人は人生を『更に生きる』ことを決意します。そして更に生きるというのはくっつけると『更生』となり、それを更にくっつけると『甦る』となります。
フランスの哲学者、ルソーはこう言っています。
彼らはまだ『この世に生まれていない』人間だと考えて、むしろ救いの手を差し伸べてあげるのが人間が本当に取るべき最善の選択肢です。
もちろん、生半可な覚悟で近づいてしまえば火傷するだけですから、今回のテーマで考えるなら、プロである弁護士に依頼して、まずは釘を刺しておくだけでいいでしょう。悪が正義に勝つことはできないという事実を少しずつでも彼らが理解していけば、いつかそれが積み重なって方向転換をすることに繋がるものです。
彼らも一つの命だから、その命を冒涜するようなことをしてはならないよ!だけど、相手が冒涜してきたのなら、それそうおうの対応をしよう!みんな、生きるのに必死なのさ!
ぴよぴよ(うーむ)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!