借金

任意整理の返済計画作成ポイント

質問

任意整理の返済計画には作成ポイントはあるの?

答え

どの借金を整理するのか、全部なのか、高利なのか。一つずつ計算していくと、少しずつ返済計画がというものが見えてきます。

 

浪費になっているものは全て排除し、消費も最低限に切りつめ、この期間は積極的な投資も控えるのが基本的な考え方となります。入支出の最適化と同時に人生を最適化するイメージをもって取り組めば、自分に合った最適な返済計画が立てられるでしょう。

 

どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!

ニワトリ

任意整理の返済計画作成ポイントは、自分に合った返済プランを立てられるかどうかだね!無茶な返済計画を立てても実行できないんだから!詳しく解説するね!

ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!

 

ほとんどの債権者は任意整理の和解案を受け入れてくれる

任意整理を成立させるためには、和解案を作成する必要があります。その和解案を債権者に提出し、合意してもらえれば任意整理は成立するということです。もしその和解案が妥当なのに債権者がそれを受け入れない場合は、場合によっては特定調停をして、裁判所を介して間に入ってもらい、強制的にそれを受け入れてもらうこともあります。

 

借金

 

しかし、下記の記事にも書いた様に、

 

 

業者としても、個人再生や自己破産をされるとダメージがあるわけです。ですから、基本的には任意整理の和解案を受け入れてくれる債権者の方が多いんですね。

 

借金

特定調停の強制的な手続きとはいっても、相手は不服申し立てができるからね!延びるときは延びてしまうよ!だけど最後には自己破産があって、そうなれば有無を言わさずだからね!

ぴよぴよ(なるへそ)!

この章のまとめ
  • ほとんどの債権者は任意整理の和解案を受け入れてくれる。

 

返済計画の作成のポイント(高利だけ整理する)

また、その返済計画の作成のポイントですが、これは単純に考えましょう。このポイントを押さえます。

 

借金

 

  • 任意整理をし、利息をカットしてもらう
  • 3~5年で返済していけるかどうか計算をする
  • 入支出を見直す

 

例えば、300万円の借金があり、それを3年で返済していく約束があったとします。

 

  • A社:50万円(利息15%)
  • B社:50万円(利息15%)
  • C社:50万円(利息15%)
  • D社:50万円(利息18%)
  • E社:50万円(利息18%)
  • F社:50万円(利息18%)

 

この6社で300万円ですね。そのうち、D~F社が利息18%で、少し利息が高いです。まず利息だけを計算してみましょう。

 

計算

50万円×15%=7.5万円(年間の利息)

7.5万円÷12カ月=6,250円(月々の利息)

6,250円×3社=18,750円(年利15%3社の月々の利息)

 

50万円×18%=9万円(年間の利息)

50万円×18%=9万円(年間の利息)

59万円÷12カ月=7,500円(月々の利息)

7,500円×3社=22,500円(年利18%3社の月々の利息)

 

18,750円+22,500円=41,250円(6社の月々の利息)

 

ですね。これが利息だけです。ですからこれに元金もプラスして計算するわけですから、

 

計算

50万円×15%=7.5万円(年間の利息)

7.5万円×3年=22.5万円(3年の利息合計)

50万円+22.5万円=72.5万円(1社の支払合計)

72.5万円÷36ヵ月=20,138円(1社の月々の支払)

20,138円×3社=60,414円(年利15%3社の月々の支払合計)

 

50万円×18%=9万円(年間の利息)

9万円×3年=27万円(3年の利息合計)

50万円+27万円=727万円(1社の支払合計)

77万円÷36ヵ月=21,388円(1社の月々の支払)

21,388円×3社=64,164円(年利18%3社の月々の支払合計)

 

60,414円+64,164円=124,578円(6社の月々の支払合計)

 

ということで、毎月124,578円の支払いをして、ようやく3年で300万円返せる計算となります。これが厳しいということで、この年利18%のD~F社を任意整理し、将来利息をカットしてもらうとします。すると、

 

計算

50万円÷36ヵ月=13,888円(任意整理をした1社の月々の支払合計)

13,888円×3社=41,666円(任意整理をした3社の月々の支払合計)

 

となり、

 

計算

60,414円+41,666円=102,080円(6社の月々の支払合計)

 

となるわけで、ここに弁護士報酬が分割でプラスされたとして、

 

 

大体1.5万円ほどの支払いが免除となる計算になります。

 

借金

計算をしてみると、どれだけカットできるか、どれだけ得をするのかが見えてくるからね!きちんと計算をすることが大事だよ!

ぴよぴよ(たしかに)!

この章のまとめ
  • 高利だけ整理する際の注意点を確認する。

 

返済計画の作成のポイント(全社整理する)

ただ、これでは正直あまり変わりませんね。では、全社を債務整理するとどうでしょうか。

 

計算

50万円÷36ヵ月=13,888円(任意整理をした1社の月々の支払合計)

13,888円×6社=83,328円(任意整理をした6社の月々の支払合計)

 

これなら8万円台まで落とせるので、大分減りましたね。ただし、リンク先の記事にも書いた様に、弁護士費用は下記のような内容になっています。

 

  • 着手金=整理した会社1社につき2~4万円(0円の場合もある)
  • 成功報酬=整理した会社1社につき2~4万円
  • 減額報酬=減額した負債額の1割
  • 事務所経費=2万円程度

 

弁護士費用の相場

着手金 成功報酬 減額報酬 事務所経費
会社1社につき2~4万円
(0円の場合もある)
会社1社につき2~4万円 減額した負債額の1割 2万円程度

 

1社につきですから、もしこれを4万円と計算した場合は、

 

計算

4万円×6社(着手金)+4万円×6社(成功報酬)=48万円(報酬合計)

 

で、利息がそれぞれ、15%=7.5万円、18%=9万円でしたから、

 

計算

(7.5万円×3社)+(9万円+3社)=49.5万円(減額した利息)

49.5万円×10%=49,500円(減額報酬)

 

で、

 

計算

48万円(報酬合計)+49,500円(減額報酬)=529,500円

529,500円÷36ヵ月=14,708円(分割してもらった月々の弁護士報酬)

 

ですから、

 

計算

83,328円(任意整理をした6社の月々の支払合計)+14,708円(分割してもらった月々の弁護士報酬)=98,036円

 

で、約10万円になりますね。債務整理する前の月々の支払額が124,578円でしたから、全て任意整理しても2.5万円しか減らすことができません。

 

まあ、総量規制によって年収の3分の1までしか借りられませんから300万円借金があったということは年収900万円以上の人ですから、月75万円の収入があるという計算をすれば、それで十分なんですけどね。(ただ、銀行系カードローンは総量規制の対象ではないので、一概には言えません。)

 

借金

まあでも月に2.5万円の支払いが減ることができたなら大きいんだけどね!しかもその支払はいつか終わるんだから!3~5年の分割払いだからね!

ぴよぴよ(うーむ)!

この章のまとめ
  • 全社整理する際の注意点を確認する。

 

浪費をなくし、消費を抑え、投資をする

どちらにせよこのように一つずつ計算していくと、少しずつ返済計画がというものが見えてきますね。これに今の自分の支出額を合わせてに一つずつ計算をしていき、その中で、

 

  • 浪費
  • 消費
  • 投資

 

をしっかりと見極め、浪費になっているものは全て排除し、消費も最低限に切りつめ、この期間は積極的な投資も控えるのが基本的な考え方となります。

 

借金

 

自分の中でその支払額(上の計算だと10万円ほど)がどれだけの額なのかということも関係します。収入が多い人なら問題なく返済できますね。収入が少ない人でも、支出を最適化すれば無駄をそぎ落とし、返済することは可能です。

 

私もお金に困っている時支出をかなり削減したのですが、正直、

 

  • 45万円→7万円

 

に削減出来ましたね。これは、会社を経営しているから多くの支出を支払っていたのですが、会社を立て直すためにまず実家に戻りました。その時点で

 

  • 家賃
  • 光熱費
  • 食費

 

という極めて大きな出費を抑えることができます。また、

 

  • 携帯電話(ネット規制)
  • 美容院代
  • 洋服代
  • 外食代
  • 飲み物

 

借金

 

を制限することで、更に出費を抑えられました。

 

PCでネットが出来る為、スマホのインターネット機能は削除し、美容院をやめ、洋服も買わないようにしました。そして、外食は1,500円ほどの食事をしていたのですが、これを全て松屋や吉野家といった牛丼に変え、飲み物はコカ・コーラゼロ、お茶等を買ったのですが、これを全て水道水(浄水器付き)に変えました。

 

そうやって一つずつ制限をしていって、それだけの出費を抑えることができました。もちろんその間は親に迷惑を掛けますが、あえてそうすることで2度と忘れられない経験になり、戒めとなりますから、良い経験でしたね。もちろん、その時に負担してもらったお金は後で親に返しました。

 

借金

一つ一つの支払いを突き詰めて最適化していくと、案外お金を浮かせることはできるよ!本当に自分に必要な支出なのかどうか、一度すべての支出を見直すことが大事だね!

ぴよぴよ(だね)!

この章のまとめ
  • 浪費をなくし、消費を抑え、投資をする。

 

入支出の最適化と同時に人生を最適化する

出費というのは真剣に考えれば必ず抑えることができますから、これを機に自分の生活を再考して、人生を最適化することをお勧めします。

 

その様に真摯に自分と向き合って出来た和解案は、ストイックなものになります。内容がストイックであればあるほど、債権者としても合意しやすいと思いませんか?逆に、私利私欲が垣間見えるような都合のいい和解案を提出しても、それが債権者に受け入れられることはないでしょう。

 

読むべきなのは以下の記事です。

 

 

返済計画を立てる際には家計収支表や家計簿を書くこともありますが、下記の記事に書いた様に、

 

 

そういった時間を確保することは、自分の人生にとってむしろプラスになるということを覚えておきましょう。

 

借金

債務整理の中で一番内省的になれる場面は、こうした入支出の最適化をしたり、家計収支表等を記載しているときなんだ!それ以外は外に目を向けているんだけど、ここで『内』に目を向ける。

ぴよぴよ(うーむ、深いっす)!

この章のまとめ
  • 入支出の最適化と同時に人生を最適化する。

 

 

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