任意整理の途中で一括返済する理由ってなに?
単純に、借金の状態は早く解決したほうがいいからですね。宝くじでもボーナスでも遺産でも、大きな収入が入ったなら、ぜひとも借金を整理してしまいましょう。そのお金がいつまであるかもわかりませんからね。
人間というものは欲望の塊だから、お金がいざ入ると、それを自分の好きなものに使いたいと思ってしまうものだよ!だけど、借金を抱えているということを忘れないで!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
任意整理の途中で一括返済をしたほうがいい場合がある
にも記載しましたが、任意整理の途中で一括返済をすることは出来ますし、任意整理をした段階で一括返済をすることもできます。
債権者にしてみると一括返済の方が安心だし都合がいいので、最初に一括返済を選ぶと負債額を1〜3割程度減額してくれることがあります。
しかし後者の場合は注意が必要です。必ず弁護士に相談してから一括返済をしましょう。金融業者が『負債額を1〜3割程度減額する』と言ったからといって、自分の独断だけでそれを鵜呑みにし、財産を売ったりして一括返済をしないようにしましょう。
利息制限法や出資法の問題で、この辺りの数字が誤魔化されることがあるので、注意が必要だということですね。
ただ、もし任意整理をする段階で一括返済をするのであっても、『元金を5割減らす』というようなケースがあった場合は、これはありがたいことですよね。その様に、
弁護士と一緒によく考えても、ここは一括返済をした方が圧倒的に得だな。
ということになる場合は、一括返済をしてしまったほうがいいでしょう。
普通、借金というものは一括返済をするものなんだ。だけど、分割払いにして、その支払い期限を待ってもらっている。これを『期限の利益』と言うんだ!
ぴよぴよ(なるへそ)!
借金の状態は早く解決したほうがいい
また、和解書に則って分割払いをしていく中で、もしまとまったお金が入ったのなら、それは支払ってしまってもいいですよね。やはり借金の問題は早く解決した方が心身に良い影響を与えます。
この記事にもあるように、目には見えないだけでストレスというものは確実に人間に存在していて、それが心身に与える影響は甚大です。それを考えたら、早め早めにそのリスクから自分の身を遠ざけることは賢明な判断です。
また、もし一括返済をした場合は、金融業者に与える心象も良いものになります。そうなれば、もしまたお金に困ったとき、それが審査に響いてくるかもしれません。
『かもしれません』としか言えないのは、本来、この審査の内容自体が、大まかな事しかわからないからです。だから『ブラックリスト』という存在を信じる人もいるわけですね。
にも書きましたが、ブラックリストというものはそもそも存在しません。しかし、それっぽいものがあるし、内容が不明確なので、その都市伝説がまかり通ってしまうわけですね。
また、このブラックリストのような登録情報は、任意整理の場合は往々にして5年で抹消されます。しかし、各金融機関には半永久的に事故情報は残りつづけます。あくまでも、信用情報機関のブラック情報が消えるだけで、各金融機関にはブラック情報は残り続けるんですね。
しかしその逆で、ホワイトな情報も残りつづけます。ということは、そこで一括返済をして業者を安心させた行為は、もしかしたらその後の、いつかの審査にいい影響を与える『かもしれない』と言えるわけですね。
単純に、借金を負っているという状況はあまり心身にいい影響を与えないよね!もちろん、そうしたマイナスの環境を原動力にできる人はいるけど、できない人もいるしね!
ぴよぴよ(親分はタフガイっす)!
繰り上げ返済をしてもいい
また、元金の一部だけ返す繰り上げ返済をしてもいいでしょうね。
繰り上げ返済
借入金(元金)の一部または全部を返済すること。
それで支障がないと思った場合は、同じ考え方で繰り上げ返済をしてしまってもいいでしょう。ただし、これらの返済方法を取ったところでブラックリストから消えるわけではありませんので、それを狙っている人がいる場合はその事実を理解しましょう。
ブラックリストというのは上記の記事にも書いた様に、債務整理をしたら大体5~10年ほど登録されっぱなしですから、それをひたすら待つしかないんですね。
また、これらの返済方法が、本当に適しているかどうかは、その状況を詳しく分析してみなければわかりません。最善は、独断でこれらの返済をするのではなく、弁護士等の専門家に相談するのがいいでしょう。分割払いを約束したのに、和解書と違う内容で支払うことがあるなら、それは尚のこと弁護士に相談するべきですね。
まとまったお金が500万円で、支払額が200万円だった場合は払った方がいいでしょうし、まとまったお金が200万円だった場合は、慎重に行動する必要がありますよね。ですからケースバイケースです。
これが個人再生になると、より慎重な行動が求められます。そもそも個人再生は生活に支障をきたすような全額返済は認められない場合がありますので、注意が必要です。
繰り上げ返済の場合は、臨時で得た収入によってだいぶ変わってくるね!多少繰り上げ返済をしたところで、早めに切り上げても、利息をカットしてもらってるからどっちみち払う額は一緒だよ!
ぴよぴよ(うーむ)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!