借金

任意整理はブラックリストに載る?

質問

任意整理をするとブラックリストに載る?

答え

5年間登録されます。しかし、登録されない信用情報機関もあります。また、更に言うと『ブラックリスト』というものは存在しません。

 

どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!

ニワトリ

ブラックリストっていうのは存在しないよ!でも、ほぼそれと同じようなものがあるから、それがまかり通っているってことだね!詳しく解説するね!

ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!

 

ブラックリスト自体存在しない

任意整理でブラックリストに載ることはありません。何しろ、『ブラックリスト』自体が存在しないからです。わかりづらいですね。他の人達はわかりやすくブラックリストの名前を使っていますので、ここでもそう記載しましょう。しかし厳密に言うと存在しません。『ブラックリストのようなものが存在する』ということが事実ですね。

 

借金

 

クレジットカードの回収部門にて300人のオペレーターを指示し、年間2000億円の債権を回収する榎本まみの著書、『督促OL業務日誌 ちょっとためになるお金の話』にはこうあります。

『あんたそれでもカード会社のOLか!ブラックリストなんてのは都市伝説で、実際には存在しないのよ!』

 

『ええぇ~そうなんですか!?でも、自己破産したりカードを長期に滞納するとお金を貸してくれなくなるっていうじゃないですか。あれってブラックリストじゃないんですか?』

 

『それは信用情報機関にお客様の延滞情報が載せられて、審査が通りにくくなるからでしょ!あと破産情報は官報に載るからよ。ちょっとそこに正座しな!』

 

そういうことで、ブラックリストは存在しませんが、『ほぼそういうものがある』ということが真実ということですね。

 

借金

ブラックリストって言った方がわかりやすいからね!全体的にわかりやすければその名前を使った方が話が早いってことで、それがまかり通っているんじゃないかな!

ぴよぴよ(なるへそ)!

この章のまとめ
  • ブラックリスト自体存在しないが、『ほぼそういうものがある』。

 

過払い請求以外の債務整理はブラックリスト扱い

しかしとにかくその『ブラックリスト』は、延滞情報を載せるわけですから、その目的としては、『事故を起こしそうな人をマークして、事故を未然に防ぐ』ことにあるわけです。ですから、ブラックリストに載るタイミングとしては、その様な事故を起こした時になるわけですね。

 

債務整理は金融事故です。債務整理は、

 

 

借金

 

とありますが、過払い請求以外はブラックリストに載っていました。しかし、過払い請求自体は少しグレーがかっていました。これは、

 

  • 契約見直し
  • 弁護士介入

 

ということで信用情報機関に登録されていたわけです。ブラックリストとはいかないまでも、グレーリストに載っていたということでしょう。ホワイトリストと呼ぶこともあります。まあ、先ほども言った様にホワイトもグレーもブラックも無いんですけどね。この登録があると、やはり金融業界から少しだけ睨まれる懸念があったわけです。

 

おい、この客グレーだぞ。どうするよ。

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ということですね。しかし、このグレーリストへの登録も2010年4月19日に廃止されました。これにより、原則として、過払い請求をして信用情報機関に登録されるということはなくなりました。

 

ということで、債務整理をすると現在は過払い請求以外は金融事故として、信用情報機関に登録される(ブラックリストに載る)ということですね。

 

借金

信用情報機関によって違うけど、全体的に『過払い請求以外はブラックリスト扱いされる』って思っていたらいいんじゃないかな!債務整理は金融事故だからね!

ぴよぴよ(うーむ)!

この章のまとめ
  • 過払い請求以外の債務整理はブラックリスト扱いされる。

 

登録されるともう期限が来るまで危険人物扱い

『クレジット/ローン業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』にはこうあります。

貸金業法の第三次施行(09年6月)で、融資の申し込みを受けた貸金業者は申込者の借り入れ状況を把握するため延滞情報などのブラック情報を蓄積した個人信用情報を蓄積している専門機関に信用照会することが義務付けられました。

 

CIC信用情報期間には『ブラックリストに載る条件』について、こうあります。

 

・返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの

・返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの

・裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)

 

つまり、延滞をしたり、保証履行(代位弁済)をしたり、自己破産をしたりすると、ブラックリストに載るということですね。

 

代位弁済

保証会社に代わりに払ってもらうこと

 

また、このブラックリストは、登録されるともう期限が来るまで抹消されることはありません。その間は『危険人物』として扱われるということですね。

 

借金

 

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信用情報機関を事故を未然に防ぐための『前始末』だから、なくてはならない機関ということになるね!これがないともっとたくさんの事故が起きてしまい、損害も著しくなるよ!

ぴよぴよ(たしかに)!

この章のまとめ
  • 延滞情報などのブラック情報を蓄積した個人信用情報を蓄積している専門機関に、信用照会することが義務付けられている。
  • 延滞をしたり、保証履行(代位弁済)をしたり、自己破産をしたりすると、ブラックリストに載る。

 

スポーツジムの事件

私も以前、スポーツジムと提携しているクレジットカードの支払いを突っぱねて、踏み倒したことがあります。ジムに文句があり、通ってすぐに辞めたんです。しかし、ジムは私に3万円ほどの会員費を要求しました。これに腹を立てた私は、『払わせられるものなら払わせてみろ!』と言って、支払いを断ったんですね。

 

借金

 

しかし、その後に異変が起きました。ある時カードを作りたくて申請を出したのですが、友人は審査に通るのに自分は通らないんです。思い当たる節はそのスポーツジムの一件しかありませんでした。

 

そうして私はそこから数年間、クレジットカードを作ることができませんでした。それは私が、ここで言うブラックリストに登録されていたからなんですね。

 

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ちょっとしたことでもブラックリスト扱いされて、しかもその期間は数年間に及ぶよ!これは注意が必要だね!

ぴよぴよ(うーむ)!

この章のまとめ
  • 金額が小さくても事故を起こせばブラックリスト扱いされて、しかもその期間は数年間に及ぶ。

 

各信用情報機関の対応

では、その期間というのは一体どれくらいなのでしょうか。信用情報機関ごとにその期間を見ていきましょう。

 

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全国銀行個人信用情報センター(KSC)

  • 延滞:5年
  • 代位弁済:5年
  • 任意整理:5年
  • 自己破産:10年

 

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

延滞 代位弁済 任意整理 自己破産
5年 5年 5年 10年

 

CIC

  • 延滞:5年
  • 任意整理:5年
  • 自己破産:7年

 

CIC

延滞 任意整理 自己破産
5年 5年 7年

 

JICC(日本信用情報機構)

  • 延滞:1年
  • 任意整理:5年
  • 自己破産:5年
  • 強制解約:5年

 

JICC(日本信用情報

延滞 任意整理 自己破産 強制解約
1年 5年 5年 5年

 

これが登録されている期間ですね。

 

ただ、先ほどは『債務整理は金融事故だからブラックリストに載る』と言いましたが、信用情報機関によって、債務整理の内容次第では登録されないところもあります。先ほどのCICの「信用情報開示報告書」表示項目の説明(PDF)を参考にしながら見ていきましょう。

 

 

CIC

  • 自己破産:5年
  • 個人再生:載らない
  • 任意整理:載らない

 

CIC

自己破産 個人再生 任意整理
5年 載らない 載らない

 

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

  • 自己破産:10年
  • 個人再生:10年
  • 任意整理:載らない

 

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

自己破産 個人再生 任意整理
10年 10年 載らない

 

JICC(日本信用情報機構)

  • 自己破産:5年
  • 個人再生:5年
  • 任意整理:5年

 

JICC(日本信用情報機構)

自己破産 個人再生 任意整理
5年 5年 5年

 

つまり、CICやKSCでは任意整理や特定調停ではブラックリストには載らないんですね。ただし、銀行は任意整理の通知を受けると、保証会社から代位弁済を受けることがあります。そうなると、事故情報として登録されます。代位弁済の登録期間は5年です。

 

借金

任意整理でブラックリスト扱いされるのは、JICCだけだってことだね!だけど、代位弁済があるとブラックリスト扱いだから、そのあたりには注意が必要だね!

ぴよ(ふむ)!

この章のまとめ
  • CICやKSCでは任意整理や特定調停ではブラックリストには載らない。
  • 代位弁済があると5年間登録される。

 

信用情報機関は情報を共有している

しかし、信用情報機関は3か所で常に情報を共有していますので、一か所でブラックリスト扱いされれば、その他の信用情報機関にも情報が回され、審査をするときに引っかかってくる可能性が高いと言えます。

 

借金

 

『図解 クレジット&ローン業界ハンドブック』にはこうあります。

『全国銀行個人信用情報センター』は、銀行、信用金庫などの金融機関や銀行系カード会社、保証会社などが加盟している。

 

『CIC』は信販系、流通系、銀行系などはほとんどのカード会社のほかに保証会社や自動車ディーラーなども加盟している。

 

『全国信用情報センター』(※JICC。CCBと合併して、現在はJICCとなっている)は、全国の33情報センタによって構成されている全国信用情報センター連合会(全情連)の窓口機関。全情連は消費者金融専業会社が加入するほかに一部の信販会社なども加盟している。

 

(この3社はCRIN[Credit Information Network]という情報交流システムにより延滞などの事故情報について情報交換している)。

 

従って、『債務整理をするとブラックリストに登録される』と言ってしまった方が早いかもしれませんね。

 

そしてこの『5年』ですが、こういう数え方をします。

 

  • 任意整理:それぞれの貸金業者と交渉の上和解が成立し、整理を始めた時から5年。
  • 個人再生:再生計画案が裁判所に認可されてから5年。
  • 自己破産:免責が下りてから10年。

 

その間、つまりブラックリストに登録されている間は貸金業者からの借り入れが出来なかったり、クレジットカードが作れなかったりするので注意が必要です。

 

また、『申し込みブラック』にも注意が必要です。詳細は下記の記事に書きました。

 

 

簡単に言うと『一度に複数社に申し込みまくる』と、申し込みブラック扱いを受け、審査に通りにくくなるということですね。

 

 

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つまり、JICCだけがブラックリスト扱いするって言うけど、ほかの2社ともその情報を共有しているから、どこかにブラックリスト扱いされたら、もう全部にブラックリスト扱いされるって考えてもいいぐらいだね!

ぴよぴよ(うーむ)!

この章のまとめ
  • 信用情報機関は3か所で常に情報を共有している。
  • 任意整理は、それぞれの貸金業者と交渉の上和解が成立し、整理を始めた時から5年登録される。
  • 『申し込みブラック』にも注意が必要。

 

 

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