借金を整理するのは結婚をする前?後?どっちがいい?
様々な観点から考えても、結婚前に整理することを推奨します。
結婚後に借金を整理したほうがメリットがあるのであれば、それでもいいけどね!一つ一つ考えていこう!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
愛する相手に借金を押し付ける?
借金がある人が結婚をするとき、借金の整理をするのは結婚の前にすればいいのか、それとも後にすればいいのか、考えていきましょう。
まず考えたいのは倫理であり、考え方ですね。結婚の前に借金整理をするのが人の道というものでしょう。『結婚詐欺』という言葉がありますが、結婚をするまで自分の借金を内緒にして、伴侶となる者に借金を押し付け、道連れにしようとするのは、どう考えても人の道から逸れています。見るべきなのは以下の記事ですね。
トルストイは言いました。
愛は与えるものです。しかしこのケースの場合、『与えてもらうことしか考えていない』わけですから、そこに愛はないということになりますね。
私は与えてもらう権利があるはずだ!
と考えているならば、それは認知が歪んでいることになります。もちろんその人もそんな考え方になった過去があることでしょう。その場合は見るべきなのは以下の記事ですね。
こうしたテーマにおいては、考え方を最適化することが重要です。
まずは倫理だね!道徳であり、仁義とも言う!本来人が歩くべき道とは、人に罪や重荷を押し付け、自分だけが身軽になるということではないね!
ぴよぴよ(たしかに)!
真の愛とは
しかし、世の中には色々な人がいて、様々な状況があります。もし自分が借金をしていることを知っていて、それでも相手が、
君の借金を僕が何とかしよう。
と言うのであれば、それは相手がこちらに『与えたい』と思っている。つまり、『愛してくれている』わけです。だとしたらその愛を受け止めて、その気持ちに合意するということは、あり得るでしょう。
もちろん、一流の人間はそこで断ります。
あなたに迷惑をかけるつもりはない。
と凛としてそう言い、そして『結果的にも相手に負担をかけない』。この『結果的に』というのが重要で、人は口では何とでも言えますから、そう言っておきながら最終的には結局相手にお願いするということがあるのです。
しかし、一流の人間であり、そして本当にその相手を愛している人は、断固として相手にそれを押し付けません。そしてこう言います。
あなたのような人と出会えてよかった。私は必ず自分の負担を軽くして身軽になり、改めてあなたのもとへ行きたい。
これこそが真の愛です。色々な状況があると思いますが、まずはこのような最善の考え方を確認して、自分の立場にあった最適な行動を取るようにすることが望ましいと言えます。
結婚する相手が弁護士や司法書士だった場合なども話は変わりますからね。
僕は専門家だから何とかしよう。
と言われて、元々二人に愛があったのであれば、結婚をしてその人に依頼してもいいかもしれません。もっとも、その場合は結局『結婚前』に片付けるはずですけどね。
次は『真の愛』の話だ!倫理、道徳、仁義、大道、そして真の愛。それらすべての面から考えても、結婚相手に自分の重荷を擦り付けるのはよくないことだとわかるね!
ぴよぴよ(うーむ)!
結婚前に整理するのが基本
さて、ここからは専門的な情報を交えて考えていきましょう。
『借りた金で死なないための129ヶ条 借金力』にはこうあります。
借金で悲惨な目に遭ったから結婚しよう?
借金を引きずったまま結婚するのもよくありません。結婚するなら、思い切って自己破産してでも、スッキリしてから結婚してほしいものです。
たとえ無借金で結婚しても、結婚後の生活は何かと大変なものです。金銭的にもそうですが、精神的にも、環境が変わって出産を意識するとなると、誰でも非常にナーバスになりがちです。
ましてや借金を背負っているとなると、それはもう想像を絶するプレッシャーがのしかかってきます。下手すると、妊娠中の胎児にも悪影響を与えかねません。そのようなことにならないように、結婚すると決めたなら、手段を択ばず事前に債務整理してほしいものです。
ただし、安易な債務整理や結婚には反対です。決心するにあたっては、大いに悩んでください。債務整理が及ぼすペナルティも覚悟してください。多重債務になった自分を大いに反省してください。そのうえで、本当にこのパートナーと一生苦楽をともにしていけるのか、自問自答してみましょう。
結婚のチャンスはそう多くないので容易に諦めるべきではありませんが、借金生活と結婚生活との両立は慎重に考えなければなりません。そして、結婚前のひとつのハードルとして、債務整理に真摯に取り組むべきです。
やはり、結婚前に借金の整理をするべきだというのが基本的な考え方のようですね。色々と身軽になってから相手と一緒になる方が、様々な面において、メリットがあるということです。
こうして専門家の意見としても、結婚前に債務整理をすることが推奨されているね!
ぴよぴよ(たしかに)!
借金を負うべき人
ただ、債務整理をする場合はブラックリストに載りますからね。それが結婚後にどのような影響を与えるかをきちんと考えてから債務整理をするべきですね。クレジットカードが使えなかったり、住宅ローンが組めなかったり、様々な弊害があります。
また、下記の記事に書いた様に、
借金というものはたとえ家族であってもそれを代わりに返済する義務はありません。ですから結婚をして、妻や夫に借金があったとしても、その配偶者である自分には借金の返済義務はないのです。
ですから、結婚相手を騙して身代わりになってもらおうと考えても、相手がそれを知っていたら無駄だということですね。下記の記事に自己破産について書きましたが、
自己破産をしても、当人の保証人として家族が責務を負っていなければ、債権者への支払い義務は当然ありません。貸金業法規制法により定められているので、仮に取り立てや請求があったとしても応じる必要はなく、またしつこい取り立てに関しては、この旨を伝えることで回避することが可能です。借金というものは基本的に、自分一人で責任を負うものなんですね。
配偶者には借金の返済義務がないし、自己破産をしても保証人じゃなければ家族は支払い義務がないんだね!そう考えると、見えてくる選択肢があるかな!
ぴよぴよ(うーむ)!
自己破産は結婚の弊害になる?
また、下記の記事に書いた様に、
自己破産をしても戸籍等にも記載されないので、もし結婚相手に内緒にしたい場合は、それが原因で結婚相手にばれたり、影響があったりすることはありません。
つまり自己破産をしても保証人じゃなければ家族は支払い義務がないし、結婚前にそれをしても、それが原因で結婚に悪影響があるということはないんだ!
ぴよぴよ(なるへそ)!
借金は家族に影響を及ぼす
ただ、下記の記事に書いた様に、自己破産を筆頭とした債務整理は、家族に間接的な影響を与えることがあります。
確かに先ほど『借金の責任は一人で負うもの』と言いましたが、結婚をしていて家族がいた場合で、もし自己破産をするとなると、財産を処分することになります。
- 処分する財産がある場合=管財事件
- 処分する財産が無い場合=同時廃止事件
ですね。
もし管財事件になった場合は、持ち家や車を処分することになります。こうなると、たとえ『家族に影響がない』とは言っても、間接的には影響が出ますよね。住んでいる家や車を差し押さえられるわけですから、引っ越しも余儀なくされます。
その他の債務整理でも、借金に困っている人が家族にいる場合、いつか財産を勝手に売られてしまうリスクもありますし、家族は家族で、家族の借金を見てみぬふりをして生きていくことは難しいものです。
やはりそう考えると、結婚前に債務整理をして身軽になった方が、今後の為にも何かと都合がいいでしょうね。
これで情報が整理できてきたね!結婚前に自己破産をした方が、よっぽど結婚後にするよりもメリットがあるんだ!
ぴよぴよ(なるへそ)!
離婚と借金
最後に、離婚と借金の問題について考えて終わりにしましょう。下記の記事をご覧ください。
離婚をするとどうなるか。面倒なことがたくさんありますね。それを考えておくのもとても大事です。
『借りた金で死なないための129ヶ条 借金力』にはこうあります。
借金の為に離婚するのはナンセンス!
借金と離婚は切り離して考えましょう。離婚するなとは言いませんが、どうせ離婚するなら、もっと人間的に、好き嫌いで判断してください。嫌いじゃないのに借金の為に離婚するのはナンセンスです。好きなら別れないで一緒にいてください。
夫の借金は夫の借金。妻の借金は妻の借金。お互いに連帯保証人になっていない限り、互いの借金を肩代わりする義務はありません。サラ金の取り立てが来ても『それは夫の借金です。夫に直接言ってください!私には関係ありません!』とつっぱねることができます(あまりしつこいと、第三者請求であるとして行政処分の対象になります)。
結論としては、借金と結婚・離婚についてのテーマを考える際に最も重要なのは、『愛』だということになりますね。読むべきなのは以下の記事です。
『愛』という、この世で最もスケールの大きい問題が関係しているこの問題だけど、単純に考えて、相手のことを想っていたなら、エゴは消えていくはず!
ぴよぴよ(うーむ、深い)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!