官報はどうやって閲覧するの?債務整理の情報を調べられる?
全国の政府刊行物取扱店の情報を確認できるサイトがありますので、そちらで販売店を確認することができます。また、現在は『インターネット版官報』というものがあって、インターネットで誰でも簡単に官報が見れるようになっています。図書館で見ることができる場合もあります。
債務整理の情報は、個人再生と自己破産についてのみ調べることができます。これは、誰でも見ることができます。したがって、注意点としては闇金融などが官報を見て、営業リストを作るということですね。
官報は誰でも見られるよ!しかも今はインターネット官報があるから、どこでも誰でも気軽に見られるね!詳しく解説するね!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
裁判所を通すと官報に掲載される
基本的に、裁判所を通した債務整理をすると政府発行の官報に氏名や住所等の個人情報が掲載されます。ただし、特定調停だけは掲載されません。債務整理は、
とありますが、そのうち、
- 個人再生
- 自己破産
だけですね。この二つの債務整理をすると官報に掲載されます。その官報を見られてしまうと債務整理の情報が第三者にばれてしまうんですね。また、
- 任意整理
- 過払い請求
に関してはそもそも裁判所を通しませんので官報には掲載されません。
しかし、下記の記事にも書きましたが、
官報の存在自体が知られていませんから、一般人に情報が漏れるということはまずないと考えていいでしょう。
裁判所を通すと官報に掲載されるって言いたいけど、特定調停の場合はされないから、ちょっと覚えにくいね!だけど、個人再生と自己破産がされるって覚えておけばいいね!
ぴよぴよ(個人再生と自己破産がされる)!
官報の閲覧方法
官報を見たい場合ですが、下記をご覧ください。
全国の政府刊行物取扱店の情報を確認できるサイトですね。例えば東京都の霞が関の販売所の情報だと下記のようになります。
政府刊行物センター(霞が関)
住所 | 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-1(日土地ビル1F) |
---|---|
交通機関 | 東京メトロ 銀座線 虎ノ門駅 7番出口 徒歩1分 東京メトロ 千代田線/丸の内線/日比谷線 霞ヶ関駅A12出口 徒歩2分 |
電話 | 03-3504-3885 |
FAX | 03-3504-3889 |
営業日 | 平日(土曜・日曜・休・祝祭日を除く) |
営業時間 | 9:30~17:30 |
販売所は全国にあります。また、東京官報販売所のHPにはこうあります。
- 官報スポット購入(一部売り)
官報一部売りは32ページ単位で¥140(税込)
(*32ページ増す毎に¥140加算 → 日によって値段やページ数は異なります。)
これが官報一部の値段ですね。
官報は全国どこでも販売してるから、いつでも見ようと思えば見られるよ!だけど、見て何をするのかっていうことだけどね!
ぴよぴよ(たしかに)!
インターネット版官報とは
また、現在は『インターネット版官報』というものがあって、インターネットで誰でも簡単に官報が見れるようになっています。それが下記のサイトです。
サイトにはこうあります。
当サイトは、官報としての周知事項を速やかに利用者へ周知し、官報の補完的役割を果たすものとして、平成15年(2003年)7月15日以降の法律、政令等の官報情報と平成28年(2016年)4月1日以降の政府調達の官報情報を、PDFデータで無料閲覧することができます。また、直近30日間分の官報情報(本紙、号外、政府調達等)は、全て無料で閲覧できます。
コンテンツは、印刷物である官報と同じ内容を掲載しており、官報に附属するものとして取り扱われていますが、内容の正確性を問う場合は、印刷物である官報で再度確認してください。
見ようと思えば比較的簡単に見れる時代になったということですね。
ネットなら無料だから、新しい情報に関してはネットで見たほうが早いよね!いやあ便利な時代になったなあ!昔はネットなんてなかったんだから!
ぴよぴよ(うーむ)!
図書館の『官報検索サービス』
しかしそれでも冒頭で言った様に、一般人は官報の存在すら知りません。それが一般常識というものですね。SEOの世界では『metaコード』は常識中の常識ですが、そんなもの世間一般の人は全く知りませんし、一生知らないままの人も大勢いるでしょう。ページを開いて右クリックでソースを見れば誰でも見れるのですが、一般人は見ないんですね。官報はその程度のものです。
また、図書館の『官報検索サービス』もありますが、インターネットがある以上、ほぼ利用者はいないでしょうね。とにかくインターネットの利便性は世の中を変えました。
しかし、インターネット版官報が直近30日の官報しか閲覧できないのに対し、国立国会図書館ではこれまでの全ての官報が永久保存されているので、そういう違いはありますね。また、紙面版と比べ、インターネットと図書館に関しては無料で閲覧できるのも特徴の一つです。
図書館も無料だし、新しい情報以外の情報も載っているから便利だね!やっぱり図書館は、人間にとってのそういう『知識貯蔵庫』みたいなところであってほしいね!
ぴよぴよ(たしかに)!
官報と闇金融
さて、そんな一般人が見ることのない官報ですが、一つ注意が必要です。自己破産の記事にも書きましたが『闇金融』業者が、官報を見て電話をかけてきたり、DMを送ってきたりする可能性があるんですね。
彼らにとって官報に載っている人は『カモ』です。お金にだらしない、お金に困っている可能性がある、『良い顧客』なんですね。彼らにとっての良い顧客になる可能性があると判断されてしまうんです。しかし、それは断固として断りましょう。闇金融についての記事は下記にも書きましたので、
知識を深めて、きちんと『前始末』をしていきましょう。読むべきなのは以下の記事ですね。
『借りた金で死なないための129ヶ条 借金力』にはこうあります。
闇金は『申し込んだだけでもダメ!』
闇金とおぼしき広告は、たとえ興味あっても絶対に申し込んでいは行けません。実際に借りなくても、申し込むだけでも危険です。審査を申し込むと、その申込書に書かれた個人情報が、名簿屋や同業者などに裏で売買されます。一度でも闇金らしき業者に申し込みをしたら最後、似たような業者からのDMがドッサリ来るようになりますよ。1年ぐらいは止まりません。
くれぐれも注意しましょう。
これはもう仕方ないね!タウンページでもなんでも、世に個人情報が出回るのは仕方ないことだから!普通の会社が営業するときだって電話帳使うしね!
ぴよぴよ(怖いっす親分、俺闇金融とかマジ怖いっす)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!