お金の貸し借り(金銭消費貸借契約)って、口約束だけでも成立するの?
成立します。一見このような口約束は無効のように思えますが、
です。
金銭消費賃借契約っていうのは、簡単に言うと『お金の貸し借りの約束』なわけだけど、それが『口約束』だけでも成立するかどうかってことを考えるよ!なんか、契約書があった方がよさそうな感じがするけど、実際はどうだろう?詳しく解説するよ!
ぴよぴよ(親分に任せれば大丈夫っす)!
お金の貸し借りには契約書の作成をおすすめします
日常生活でよく起こる法律問題の中に、お金の貸し借りがあります。個人的な貸し借りもあれば、金融機関や公的機関などからの貸し借りもあるでしょう。この場合、重要なのが契約書です。というのも、金銭消費賃借契約は
からです。お金の貸し借りを行う時は、十分注意する必要があるのです。
口約束での契約
お金の貸し借りを法律的に見た場合、お金を貸す側を債権者そして借りる側が債務者になります。例えば銀行からお金を借りる場合は、債権者の立場になる銀行と債務者の立場になる借り主が、契約書を交わすのが一般的です。
それでは、個人間のお金の貸し借りはどうなのでしょうか。法律に詳しい方であれば、きちんと『金銭消費賃貸借契約書』を作成する人もいます。しかし、友人などの親しい間同士の場合は、「いつまでに返済する」などのように、
のです。一見このような口約束は無効のように思えますが、 です。法文には上記のような口約束だけによる契約でも、有効に成立する旨が規定されています。
この口約束の中には、もちろんお金の貸し借りも含まれます。お金を貸す側と借りた側の間で、それぞれ合意の上で実際にお金が移動した事実があれば、それで契約は成立します。借用書などの契約書は特に必要ありません。そのため
必要があります。
つまり、別にお金の貸し借りにおいて『契約書、借用書』なんていう書類は必要ないってことだね!口頭、つまり口約束だけで成立してしまうんだ!
ぴよぴよ(うーむ、なるほど)!
これは、良い事なのか、悪い事なのか。実際には、こうした事実を悪用する人がいるのが現実だよ!『おいお前、ああやって約束しただろうがよ!』ってね!もしかしたらうろ覚えな記憶を利用する人もいるかも!
ぴよぴよ(怖いっす親分、人間って怖いっす)!
借金の返済
「借りた物は必ず返す」という言葉からも分かるように、金銭消費賃貸借によって借りたお金は、約束期日までに必ず返す必要があります。
です。また貸し主の債権者は、相手に貸したお金の返済を請求する権利があるのです。
しかし、例外もあります。金銭消費賃貸借契約の中には、
存在します。例えば など、違法な貸し借りの契約は守る必要はありません。この場合、たとえ契約書があっても関係はないのです。
しかし、法定内の契約であれば効力がありますので、
も契約書の作成をおすすめします。お金の貸し借りの場合、仮に口頭による口約束でも効力がありますので注意する必要があります。法外な金利による契約は無効ですが、法定内であれば効力を生じますので、後々のトラブル回避のためにも契約書の作成をおすすめします。
借金の契約書自体に本来法的な効果はない。金の貸し借りの契約のことを『
』というが、それは口約束だけでも成立するのである。しかし、その後のトラブルを避けるため、また、返済までの道のりをスムーズにする為に、契約書を用意することは必要な事である。
だからどちらかというと契約書なんていう書類は、『言った言わないのトラブルを防止するため』にまとめておくもの、っていう考え方になるね!口頭でも成立しちゃうわけだから、曖昧な人間の記憶に任せるよりも、書面にして正確な事実をまとめておいたほうが確実ってことだね!
ぴよぴよ(たしかに)!
また、『高金利』の取引をしていた場合なんかの際にも、書面は役立つよ!違法行為だからねそれは。
ぴよぴよ(怖いっす親分、俺トラブル怖いっす)!
どーもっ!ものしりニワトリです!この記事に書かれた情報を、補足したり解説するナビゲーターだよ!